画像引用元:eiga.com
■原題:Sex,Lies,and Videotape
■監督:スティーブン・ソダーバーグ
■出演:ジェームズ・スペイダー
アンディ・マクダウェル
■1989年 100分
ルイジアナ州の小都市。
弁護士のジョンは理想的な家庭を築いているかに見えるが、
実は妻の奔放な妹と関係していた。
そんな折、学生時代の友人が訪れ、ビデオカメラで性的対話をしようという。
心優しき変態者の来訪により、
それぞれの男女が自己崩壊と自己発見のスリルを味わっていく。
ソダーバーグ監督デビュー作。
引用元:eiga.com
『強迫性障害』と『性倒錯』を学べる映画🎬
✔︎主人公「アン」は世界に溜まっていくゴミのことを気にする「強迫観念」を持ち、
『強迫性障害』にて精神科に通院している。
家の掃除を念入りにしている様子からも伺える。
同時に、夫婦生活に喜びを見出せない「冷感症」でもある。
✔︎「アン」の夫の友人「グラハム」は、
知り合った女性が語るセックス体験をビデオテープに撮り、
それを観ることで、性的な興奮を得るフェティシズム的な性倒錯者。
『性倒錯』とは、常識的な性道徳や社会通念から逸脱した性的嗜好を指す。
以上を学べるだけでなく、物語としても深い映画!
主人公「アン」は、精神科医の診察を受けても何も変わらなかったが、
その変態(?!)「グラハム」との出会いで、自己発見につながる。
最後、夫と離婚した「アン」は、「グラハム」と恋仲になったようなシーンで終わるが…。
「アン」が自分を変えてくれた「グラハム」に惹かれるのは分かる。
しかし、社会の常識から逸脱した性的嗜好を持つ「グラハム」は、
「アン」と付き合って満足するのか?
最後のシーンに疑問を持ちつつも、まぁハッピーエンド?ということで。(笑)