スタジオジブリさんの「耳をすませば」という映画があります


読書が好きな中学3年の雫ちゃんが、「バイオリン作りになる」というハッキリした目標を持つ聖司くんに出逢い、感化され


物語を書いてみたい


という自分の想いに情熱を燃やしていく、人間の成長物語です

(と僕は記憶しています)






聖司くんと出逢い感化された雫ちゃんは、受験勉強もそっちのけで、物語を書くことに没頭します


「事情を説明してほしい」と家族に求められると「試したいことがある」とだけ伝えます





個人的に、この時のお父さんのセリフは好きです


「よし、雫。自分の思った通りやってごらん。ただな、人と違う道はそれなりにシンドいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね。」


(こ〜ゆ〜、言葉を大事に日記に書いたなぁ)





雫ちゃん、情熱を燃やして、燃やして、燃やし尽くした後、わんわん泣いて、泣いて、「お試し」が終わります




彼女にとって、大事なものは何なのか?


彼女にとって、本当に大切なことは物語を書くことだったのか?


彼女は、彼女なりの答えをみつけ、スッキリした面持ちになります



その後のお母さんとのやりとり



雫ちゃん「ご心配おかけしました。今日からとりあえず受験生に戻ります」


お母さん「あら。じゃあ『 試し』とやらが終わったのね」


雫ちゃん「とりあえずね(微笑んで部屋を出ていく)」


お母さん「とりあえずか(微笑む)」



(このやりとり好きだったなぁ〜)






この映画は、人の成長をよく描いてると思いました

本当の自分(愛)に気づいていくための成長です







本当の自分(愛)は

偽りの自分(情)を霧のように纏っています





情熱を燃やして

霧を払っていくとき

覚悟が試されます



自分の責任は自分でとる

という覚悟です



覚悟を以て

情熱を燃やしていくとき

偽りの自分(情)が霧のように晴れて

本当の自分(愛)がみえてきます






そこにあるのは

本当の自分

ありのままの自分

愛そのもの、なんですね




感情という、情を感じることはあっても

そこに惑わされない確固たる自分なんです





道中はなりふり構っていられないこともあり

ホントの本当に、自分との戦いです






あなたが本当の自分に向かうとき

わんわん泣くこともあるでしょう

たくさん笑うこともあるでしょう




思う存分、泣けばいいし、笑えばいい

情は熱で使いきってください




あなたの中の情を燃やして、燃やして

使い切ったとき

愛だけが残ります