イグノーベル賞を受賞した研究で、

4割の人は、不幸な出来事ばかりに遭遇する
ということが、明らかになりました。
 
これからの記事は、
その4割に入る人たちのために書いています。
 
 

 

  運を良くする方法は、もともと運が良い人が書いている

 
世の中に出回っている「運を上げる方法」は、
経済的に成功している
つまり、運が良い人が書いたもの
です。
 
ですから我々のような
不幸な出来事にばかり遭遇する4割の人たちの役に立ちません。
 
 
「世の中、自分がしたことが返ってくるんだよ。
あなたの行いが悪いから、悪いことが返ってきてるんだよ」
 
「思考は現実化します。
あなたが不幸なのは、あなたが潜在意識レベルでは不幸を望んでいるからです」
 
なんてのをさんざん見聞きしたでしょ。
 
でも、運の良し悪しは、
行いや考え方や才能には関係ない

ということがイグノーベル賞を受賞した研究で明らかになったのです。
 
ただアットランダムに
振り分けられている
いわば「神様の気まぐれ」です。
 
だから、世の中に出回っている
「運を良くする方法」を試しても
いっこうに良くならない。
 
 
いろいろ試しても
上手くいかない自分を責める。
ますます自分が惨めになる。
これから先も良いことが起きるとは思えない。
人生に絶望して、生きているのさえ嫌になる。
 
わかります。
大学からサラリーマン時代の僕がそうでしたから。
 
 
そんな僕が、
39歳で脱サラして心理カウンセラーに転身して、
・業界ではそこそこ知られる存在になり、
・収入も同じ大学の平均年収近く
得られるようになり、
・何より時間にしばられず
・好きな仕事で
・幸せにしたいお客さんとだけ付き合いetc...
幸せに生きています。
 
でも相変わらず、不幸な出来事には頻繁に遭遇しています(^_^;)
 
 
そこで、
不幸な出来事ばかりに遭遇する4割の人のために

「運が悪くても幸せに生きるための秘訣」

を4つ考えてみました。

 

1. 評価基準がはっきりしていることで努力する
 
2. 自分と同程度の人の中で仕事をする
 

3. 上手くいっている分野を探し、そこに集中する

 

4. 運を上げようとせず、運命を信じる

 

今回は、

 

1. 評価基準がはっきりしていることで努力する
 
2. 自分と同程度の人の中で仕事をする
 
について説明します。
 
 

 

   評価基準がはっきりしていることで努力する

 

運が悪い人が、
仕事で成功するには
才能次第で上位にいける
職業に就くことです。
 
才能と努力によってもたらされた
成果が正当に評価されるためには、
評価基準がはっきりしている
ことが不可欠です。
 
たとえば、スポーツ選手。
成績は、打率やタイムという数値としてきっちりと出ます。
 
そして、その成績は
才能と努力の結果として現れます。
 
 
あとは、将棋の棋士やチェスプレーヤー。
 
同じ駒を使って行われるので、
勝敗は、人の実力によって決まります。
 
 
しかしながら、ほとんどの人は、
スポーツ選手や棋士になれるような
才能は持ち合わせていませんよね。
 
結局、才能に恵まれるかどうかも
運なんですけどね。
 
 
じゃあ、特別な才能がない我々のような凡人は、どうすればいいのか?
 
高い学歴を得る
ことだと思います。
 
日本だけでなく先進国では
学歴と収入は相関します。
 
高卒より大卒のほうが、
大学でも偏差値の高いほうが、
給料も労働条件も良い仕事に就けます。
 
受験ほど、努力と才能が報われるものは、人生で他にないです(キッパリ)。
 
社会に出たら、ほとんど運で決まりますから。
 
だから、
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
と言われているのです。
 
 
でも残念ながら実は、
努力できるかどうか? 
暗記力が優れているか?
理論的思考が得意か?
も生まれながらに決まっているのだそうです。
 
だから、運がまったく関与していないわけではないんですけどね。
 
そうはいっても、
受験が人生で最も努力と才能が報われる
ことであるのは、間違いないところです。
 
 
 

 

  自分と同程度の人の中で仕事をする

 

人は自分よりはるかに優秀な人のことを正当に評価することはできません。
 
ですから、就職するときは、
自分と同レベルの学校を出ている人が多い会社を選びましょう。
 
 
イグノーベル賞を受賞した研究では
最も成功した人は、
偏差値が55-60の人です。
 
だから、会社で正当に評価されるには、その会社の中で偏差値55-60(平均より少し上)に入ることです。
 
でないと、
無能だから出世できない
ならあきらめがつきますが、
 
出る杭は打たれる
ことになりかねません。
 
 
 
偏差値というのは母集団によって変わります。
 
たとえば、大学に進学するのは偏差値50以上の高校、つまり上位約半分の人ですから、大学の偏差値は高校の偏差値より10くらい低くなります。
(偏差値55の大学は、偏差値65の高校出身者が多い)
 
偏差値40の大学から、偏差値60超えの一流大学の卒業生がほとんどの大企業に就職できたとしても、出世は望めないだろうことは容易に想像できますよね。
 
でも、逆も同じで、
偏差値60の大学から、偏差値40の大学出身者ばかりの企業に入っても、出世できないのです。
 
実績を出しているのに評価されない。
って、とってもとぉってもつらいです。
 
 
 
これは、会社務めだけでなく
一人で仕事をしていても同じです。
 
自分と同程度の知的レベルの人をお客さんにしましょう。
 
自分よりはるかにレベルの低い人を
お客さんにすると、とっても疲れます。

だって、どうやっても真意が伝わらないんですから。
 
 
あなたのレベルが偏差値70以上(上位2.3%以上)になってしまうと、お客さんとなる人の数(市場)もかなり少なくなってしまいます。
 
ここでいう偏差値は、学力の指標となる高校や大学の偏差値ではありません。
知性や精神性などのレベルです。
学歴とは必ずしも相関しません。
 
 
そのため、大きな売上は期待できないかもしれません。
 
でも、
理解し合える人たちのために
仕事をすることの方が
大きな売上を上げることよりも
はるかに幸せ
だと思います。
 
 
そんなこと言っても、
今さら大学入り直すとか無理じゃん!

ごもっともです。
そんなあなたのために、次回は書きます。
 
運が悪い人が幸せになる秘訣
次回は、
「上手くいっている分野を探し、そこに集中する」
です。
 

 

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