還暦を機に、人生を振り返っています。

今回は、高校・大学時代。

 

中学時代 典型的な優等生だった僕は、

地域で一番の公立高校に進学しました。

 

(埼玉県立川越高校 楠木の大木がシンボル)

 

地域一番の進学高校に入学するような人は、

中学時代は、自分は東大・京大に行ける。

と勘違いしています。

僕もその一人でした。

 

小学校から中学時代、

自他共に認める努力家だった僕ですが、

努力では才能には勝てない

ことを思い知らされます。

 

もうね、東大に入るような奴は

レベルが違うわ。

 

 

 

  能力=才能 x 努力

 

島田紳助さんが、

「能力は才能と努力の掛け算」だ。

と言っていました。

 

才能、努力を1〜5で表す。

 

才能5でも1しか努力しない奴の能力は5X1=5で、

才能3で努力2(3x2=6)のやつに負けてしまう。

 

でも才能5の奴が4努力すれば(5x4=20)
才能3の凡人は最高で(3x5=15)なので、
どうあがいても太刀打ちできない。

 

大学でいうと、才能3の凡人が努力でどうにか入れるのは、早慶まで。

ということで、どうにか早稲田大学に入ることができました。

 

 

ですが、大学では才能以上に成功を左右するものがある
ことを思い知らされることになりました。

 

 

 

  才能や努力より成功に必要なこと

 

大学では教育学部で生物学を専攻しました。

もうね、この学科が早稲田で

もっとも勉強しているのに、

もっとも就職が悪いです。

 

文系は90分ただ講義を聞いて

簡単なテストを受ければ4単位もらえます。

 

それに対して、僕ら生物学専修は

朝から晩までの実習をして

しかも実験レポートも書いて

たった1単位。

 

で、そんなんが、週に3つもある。

 

研究室に入れば、

実験動物や培養細胞の世話で土日もない。

 

もうね、文系の10倍以上勉強しないと卒業できない。

 

 

なのに、就職は悲惨極まりない。

 

大学で遊んでばかりいたのに、
誰もが知る大企業に就職していく
文系の同級生たちを尻目に

 

教育学部、生物学専攻ということで、
選考対象にすら入れない自分。

 

惨めでした。

文系学生たちや企業に憤りを感じました。

 

大学時代も努力は続けて、

そしておそらくこの分野の才能もあるから、

成績は優秀なのに……

 

 

よく、どこの大学かなんて関係ない、

就職は自分の人間性次第だ。

と言われます。

そんなのキレイ事というか慰めです。

 

当時、僕だけでなく生物学専修卒業生の就職先は、

とうてい早稲田卒とは思えないものでしたから。

 

もうそれは、人ではなく、学部と専攻が問題だということです。

 

 

世の中、成功の要因として

才能や努力を重要視し過ぎていると思います。

 

いくら「才能」があっても

いくら「努力」しようとも

適切な「環境」でなければ

開花することはない
のが現実です。

 

品評会で金賞を取るような蘭の花であっても

砂漠では花を咲かせません。

 

 

 

  咲ける場所に移りなさい

 

「置かれた場所で咲きなさい」

という本がベストセラーになりました。

 

大切なことだと思います。

なぜなら、多くの人にとって

成功できないのは、

単に努力が足りないからです。

 

だから、
「どんな仕事であっても頑張ってみなさい」

というのが、多くの人にとっての正解なのです。

 

 

しかし、稀に当時の僕らのように

才能にも恵まれ、努力も人一倍しているのに、

報われない人がいます。

 

で、そういう人は少数派なので、

多数派向けに書かれた本や

インターネット上の情報は

役に立たないどころか、害にさえなります。

 

僕がカウンセリングをする目的は、

頑張っているのに報われていない人が

自分の本当の素晴らしさに気づき

それを活かして周囲に幸せを広げられるようにする

ことです。

 

そう想うように至ったのは

この就職での苦い経験があったからです。

 

 

人間、どんな環境であっても

真摯に努力していれば

いつかその体験が実を結ぶと思いたいです。

 

しかしながら、

花を咲かせ実を結ぶには、

適した「環境」に身を置く
ことが必要不可欠だというのが現実です。

 

 

行動したり、考え方を変えたり……

大多数の人がそれで上手くいきます。

 

ですが、環境を変えない限り好転しない
ことも人生にはあります。

 

そういう人のために

僕は講座やカウンセリングをしています。

 

 

次回は、サラリーマン時代のことを書きます。

ここで、成功のために最も重要なことが、

環境でも才能でも努力でもない

ことを思い知らされることになります。

 

■矢野惣一の個人カウンセリング■

多くの一流カウンセラーを生み出してきた
矢野惣一の個人セッションが
自宅にいながらオンラインで受けられます。

矢野惣一のマンツーマン心理療法

 

■無料メルマガ■

矢野惣一から濃~いメールが毎日届く

元気になって、暖かな気持ちになれる。
潜在意識の使い方&仕組み

『心も懐も豊かになる潜在意識の使い方』