「悟り」って、どういう状態なのか?

 

「悟る」と、どんないいことがあるのか?

 

知りたくありませんか?

 

 

矢野は最近、

「もしかしてこれが『悟り』ってやつか!?」

 

と体験したことがありますので、

シェアさせていただこうと思います。

 

お役に立てたら嬉しいです。

 

 

 

ここ2年ほど、矢野は公私にわたって

苦しいことが続きました。

 

今まで自分が何よりも大切にしてきたもの

を失ってしまったのです。

 

どれも、自分の力の及ばないところで

起きている問題なので、

手の施しようがありませんでした。


ただ、時が解決してくれるのを待つ。

しかなかった。

 

ですが、それは、日々下がっていく株価を

眺めているような不安と恐怖と虚しさと……

まさにネガティブな感情の総動員でした。

 

何をしても楽しくなく、

今まで楽しかったことも楽しめなくなりました。

 

 

そんなある時、思いました。

 

「仕方ない、諦めよう……

失ったものを嘆いたり

取り戻したりしようとするのはやめよう」

 

 

それは、今まで感じたことのない

静かな、心穏やかな諦め

でした。

 

 

今まで、荒波のようだった心の水面が

鏡のように静かになった……

 

ネガティブな感情もない

ポジティブな感情もない

 

 

いや、もしかするとその逆で

 

すべてのネガティブ感情と

ポジティブ感情が存在していて、

それらの波が干渉して

打ち消しあった状態なのかもしれません。

 

ただただ静かでした。

 

 

これが、ありのままを受け入れる

ことなのだと知りました。

 

矢野は瞑想好きなので、

これに近い「心の平静」は

なんども体験しています。

 

 

けれど、今回のは、それとは違う。

 

なにが違うのかというと

「諦め」の奥深くにあったということ。

 

 

 

お釈迦さまは、人々を救済する方法を知るために、

 

当時の僧侶たちがしていたように

滝に打たれたり、

夜中に真っ暗な山中を走り回ったり、

断食したりと、

徹底的に肉体を痛めつける苦行をしました。

 

ですが、苦行では人々を救えないことがわかりました。

まさに「諦め」です。

 

そして、自分には苦しむ人々を

救うことができないのかと、

悲しみ、悩み苦しみ、

菩提樹の下で瞑想にふけります。

 

そして、悟ります。

 

 

一切皆苦

 

「この世のありとあらゆるものは苦しみなのだ」

 

ということを。

 

これって、究極の悲しみだと思うのです。

 

だって、人々を苦しみから救おうとしていたのに、

すべてが苦しみなのだという思い

に至ってしまったわけですから。

 

でも、深く悲しんだからこそ、

悟りにたどりつくことができたのです。

 

 

その悟りは、世の中のありとあらゆるものが苦しみなのだ。

 

だから、少しでも幸せを感じることがあるならば、

それに感謝しましょう。

 

という、「今あるものに感謝する」という

普遍的な幸福論にたどりついたわけです。

 

 

 

かといって瞑想して、心の平静や

現状に対する感謝の気持ちを手に入れれば

幸せなのかというと、そうではありません。

 

お釈迦様は、快楽を求めることも推奨しました。

 

 

心の平静や感謝だけでは、

喜びがないのです。

 

白いご飯と具なしの味噌汁

だけの食事って感じです。

 

やっぱり、おかずも欲しい。

おかずが、人生における喜びです。

 

 

悲しみに沈んでいる…

悩み苦しんでいる…

 

あなたにお願いがあります。

 

その悲しみから、逃げないでください。

その苦しみから、逃げないでください。

 

悲しみを、早く終わらせようとしないでください。

そんなに簡単に悩むのをやめないでください。

 

悲しみを深く感じてあげてください。

悩んで悩んで悩みぬいてください。

 

きっと、その先に 悟りが開けます。

 

 

お釈迦様の場合のような

諸衆救済といった大きなものだけが、

悟りではありません。

 

あなたが、悲しみと向き合い、

とことん悩みぬいた先にたどりついたもの

 

それが、あなたの悟りなのです。

 

 

そして、あなたの悟りは、

 

あなた自身とあなたの大切な人たちを

幸せにするためのものなのです。

 

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