芸能人の不倫騒動が絶えませんね。
不倫の善悪を倫理的に討論するのは、
いろいろなところでやっていますので、
僕のブログでは、
不倫を生物学的に考えてみる
ことにしました。
実は、矢野は大学で生物学を専攻したので、
生物学的に捉えるというのが好きなんです。
動物のペアリングは３種類あります。
１．一夫一婦型
２．一夫多妻型
３．乱婚型
その動物がどのタイプかは、
オスのペニスの形でわかります。
ヒトのペニスの形は、
キノコみたいな形をしています。
キノコの傘にあたる部分が
ペニスの「かり」ですね。
「かり」は、何のためにあると思いますか？
ただの飾りじゃないんですよ
「かり」は、メスの膣内に残っている
別のオスの精子を掻き出すためにある
のだそうです。
だから、
「かり」のある動物は「乱婚型」なのです。
一夫多妻型、つまりハーレムをつくる
ライオンやオットセイのペニスには、
「かり」がないんです。
つまり、ペニスの形から言えるのは、
ヒトは本来「乱婚型」
だということです。
実際、日本の農村では、江戸時代まで、
夜這いが普通におこなわれていたようです。
「子どもは村全体で育てよう」
というのは、その子どもの父親が
誰だか分からないからなんですね。
そんな、本来「乱婚型」のヒトが、
今では、一夫多妻や一夫一婦になったのは、
どうしてか？
ずばり、戸籍をつくるためです。
国が財産を管理しやすいように、
一夫多妻制や一夫一婦制という
制度をつくったんです。
そうやって、妻を夫と同じ戸籍に入れれば、
国として管理しやすいわけです。
夫婦が別々の戸籍で
生計を一緒にしていたら、
どちらの財産かを把握できないので、
税金を取るのが大変になりますよね。
浮気のことを不倫、
つまり倫理に反する
と言いますが、
倫理って何かというと、
国が国民を管理するうえで都合がいい
価値観のことです。
私たちは、国がつくった制度に
まんまと踊らされて、
浮気は悪だ！
と騒いでいるわけです。
あえて倫理を抜きにして
生物学的に浮気を考えると、
本来「乱婚型」の生物であるヒトにとって、
浮気するのは本能なんです。
オスだけでなくメスも
夫だけでなく妻も
複数の異性と性交渉を持ちたい。
あっ、決して浮気を肯定しているわけではありませんよ。
あくまで「生物学的に」です。
次回は、心理療法家として、
不倫で悩む相談者さんがいらしたら、
どのようなことに留意してセラピーをするか？
書いてみようと思います。
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