効果のあるカウンセリングに必要な３つの要素
について、連載していきます。
傾聴共感
潜在意識の活用法
日常生活での対処法
どのような流派であれ、
カウンセリングは必ず
傾聴共感から始まります。
カウンセリングだけでなく、
コーチング、コンサルティング、占い…
どんな相談業務であっても
傾聴共感から始まります。
日常生活においても、
傾聴共感は大切です。
どうしてでしょうか？
動物は、脅威（敵）が迫ってきているとき
・戦う
・逃げる
・固まる（防御）
の３つのどれかを選択します。
・敵を撃退できそうな場合は
「戦う」を選択します。
・敵のほうがはるかに強い場合は
「逃げる」を選択します。
・相手のほうが強く、かつ
逃げきれそうもない場合は
「固まる」を選択します。
カウンセリングを受けにくる方の多くは
「固まる」を選択しています。
問題に立ち向かおうとして
返り討ちにあい続けた。
問題から逃げようとしても
どこまでも追いかけてくる。
今まで散々傷つけられてきた。
何をやっても上手くいかない。
もう、じっと動かないで
防御に徹するしかないわけです。
動いたら危険だと
本能が知らせているんですね。
安全だと思えなければ、
自由に動くことができない
じゃないですか。
だから、まず
「わたしは安全だ」
と思ってもらえるようにする
必要があるわけです。
では、どうすれば
「わたしは安全だ」
と思うことができるのか？
それをするのが、傾聴共感です。
話を否定されずに聴いてもらうことで、
「私は悪くない」
「今のままでも大丈夫だ」
「私にはもっと可能性がある」
「もっと幸せになってもいい」
などと、思えるようになります。
そうすることで、
自分は安全だ。
自由に動いて大丈夫だ。
と、動かずじっとして
自分を守ることに徹する
必要はなくなった。
思えるようになるのです。
傾聴共感してもらえたことで、
人は自分で動き始めることが
できるようになるわけですね。
だから、どのような相談業務でも
まずは、傾聴共感をすることが
必須なんです。
ですが、傾聴共感さえしてもらえれば、
人は問題解決できるのか？
願望実現できるのか？
というと……
私の経験では、
ほとんどの人が、傾聴共感だけでは、
問題解決も願望実現もできません。
傾聴共感の目的は、あくまで
「あなたは安全だよ。
動いても大丈夫だよ」
「あなたは、今のままでもいいよ。
そして、変化することもできるんだよ」
と相談者さんの無意識に感じてもらうこと。
程度に考えておいたほうがいいと思います。
では、どうすれば、相談者さんは
問題解決、願望実現のために
動き始めることができるのでしょうか？
そのために必要なのが、
・潜在意識の活用
・日常生活での対処
なのです。
次回は、潜在意識の活用法についてです。
効果的なカウンセリングに必要な３つの要素
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