たとえネガティブと
言われているものであっても
すべての感情には役割があります。

今回は「自己否定感」の役割
について書きます。


人間は自己否定によって
「2つの効果」を期待します。

① 問題から逃げることで
精神的ダメージを軽減する

② 問題を解決するために
必要な労力を避ける


自己否定とは、
深刻に考え過ぎることで起こる
心と肉体のダメージを避ける
防衛本能
なのです。

つまり、自己否定も
役に立っているのです。


しかし、度を過ぎると、
心身を蝕むという
矛盾もはらんでいます。


自己否定が強い人は、
自分と他人を比べ優劣をつける
癖があります。


精神的に健常なときは、
他人のせいにするのですが、

心身が弱っているときや、
明らかに自分の方が
劣っている場合は、

他人のせいにすることができずに、
自分を責めます。


実は、他者否定も自己否定も
同じ「自己防衛本能」なのです。


他者を否定することで

「あいつが悪いんだから
私は何もしなくてもいい」

と、問題から逃げる
か、


自分を否定することで

「私はダメ人間だから、
どうせできやしない」

と、問題から逃げる

の違いなのです。

 

どちらも目的は

問題から逃げることです。

 

 

ちなみに、
「私はダメ人間だから、
もっと頑張らなければ」


と燃え尽きるまで
頑張り続けてしまうのは、
自己否定感によるものではなく、

過大なセルフイメージや
責任感によって、
リミッターが外れてしまっている
状態です。

リミッターが外れて
暴走してしまったため
心身を壊すまで
頑張ってしまうのです。

その結果、今度は
極端な自己否定に陥り、
問題から逃げるために
自ら死を選んでしまう
こともあります。


自己否定感の強い人は、
決して頑張りません。


自己否定感は、
問題から逃げるためにある
のですから。


このように同じ「自己否定感」
と思われるものでも、
2種類あるのです。

A.問題から逃げるための自己否定感


B.心身を壊すまで頑張り続けてしまう
過大なセルフイメージや責任感



どちらかを見分けるには、
問題を解決するために
行動しているかどうかで
分かります。

 


自己否定感の強い人は、
問題から逃げてばかりで、
それを乗り越えるための
行動はしません。


だから行動しないですむ言い訳
に食いつきます。

「頑張らなくていい」
「何もしなくても私には価値がある」
「自分の好きなことだけしていれば
 成功できる」

「ありのままの自分で生きる」

 

そうやって、

自分を甘やかして

問題から逃げ続けます。

 

それは多くの場合、

周囲に迷惑をかける

ことになります。

 

一見、自己肯定している

ように見えますが、

問題解決のために

行動していない人は、

自己否定感が強いのです。

 

自己肯定感が高い人は、

「自分はこの問題を解決する

ことができる」

「なにがなんでもやり遂げる!」

と自分を信じて行動をしますから。

 

人の本音は、
言っていることではなく、
していることに出る
のです。

 

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では、このように

感情の役割について

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