「やすらぎの郷」
Amazon Primeで観ました。

118話にあまりに感動したので、
感想をブログに書くことにしました。

石坂浩二さん演じる元脚本家の
菊村栄が暮らす老人ホーム
『やすらぎの郷』に20歳の孫娘が
訪ねてきました。

 


孫娘は、現在同棲中の男を連れてきました。
なんとその男は52歳の妻子持ち!

孫娘が彼を訪ねてきた目的は
金の無心。

男が離婚するために妻に払う慰謝料
が足りないので貸してほしいと。

遺言書に書いてあった、
自分に残す予定の3千万円、
亡くなった祖母の遺産、
栄の脚本の知的財産権etc…
それらを前倒しでほしいと。


それを聞いた栄は、怒りと悲しみを
交えて孫娘に言います。
(これが、実に名演技)

「それは孫のお前に残すための金だ。
その男の慰謝料に使うために
残すんじゃない。
そんなことに俺の遺産は使わせん!
遺言を書き直す!

情けない、なんとも情けない。
お祖父ちゃんの遺産はな
お祖父ちゃん一人で作ったもの
じゃないんだ。
お祖母ちゃんと一緒に積み上げた
ものなんだ!
関係のない男の女房に渡すような
安っぽい金じゃない!」


これを観て、57歳の僕は
主人公に痛く共感しました。

でも、10年前だったら
孫娘に同情したかもしれません。

同じ金なんだから、
好きなように使えばいいじゃないか、
って。


この10年、40代が50代になった
ことで、自分の中で
何が変わったのか?

おそらく僕だけでなく、
多くの人が通る変化だと思います。


それは、人生の残り時間。

40代は、働きざかり。
子どもの教育費、住宅ローンなどで
ドタバタと時間が走り去っていきます。

考えてなんていられない。

 

目の前に山積された
やなければならないことを
こなしていくことで精一杯です。


50代になると、
子どもも成人し、
会社でのゴールも明確になり……

 

人生のイベントのほとんどが

終わっていきます。

 

 

そして、なにより

体力が急激に落ちます。

疲れがなかなか抜けない。
ちょっとの運動で、
体を痛めてしまう。

「こんなはずじゃない……」

と思うことが頻発します。

 


そこで気が付きます。

「ああ、そうかぁ。
人生、あと数十年しかないんだな。
もうじき老後なんだ……」


 

そして、考えます。

「愛する人たちに、
自分が残せるものは何だろうか?」


40代のときは

「愛する人たちのために
自分に今できることは何か?」


と考えます。

 


それが、50代半ばになると

「愛する人たちのために
自分が残せるものは何か?」


に変わるのです。


世界的なベストセラー

 

 

には、こう書かれています。

 

「生物の究極の目的は
自分の遺伝子を残すことだ」


私たち人間は
肉体の遺伝子だけでなく
心の遺伝子も残すことができます。



お金や不動産のような相続税の
対象になるものだけでなく、
技術や思い出も残すことができます。


お金や不動産も、
技術や思い出も…

そこには、その人の
愛がこめられています。


あなたは、あなたの愛を

どのような形で、
愛する人たちに残しますか?

 

 

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