悩みのすべては、自分の感情を適切に表現できていないことが原因で生じます。
ですから、自分の感情に気づき、
それを言葉として表現できるように、
子育てができれば、
お子さんは大人になってからも自分の感情と適切に付き合えるようになります。
そのために、
日常生活の中で、行動と感情をセットで話す機会を取り入れましょう。
たとえば、お子さんがテストでいい点数を取った時は、こんなふうにやってみましょう。
「算数のテストで90点取ったよ」(行動)
「それは、すごいねー。
で、今、どんな感じがしてる?」
「すごく自信がついた。
算数がますます面白くなった」(感情)
就学前のお子さんならば、
絵本を読みながら、登場人物の気持ちをお子さんに質問してみるのもおすすめです。
「桃太郎たちは、鬼が島に到着しました。
この時、桃太郎はどんな気持ちがしているだろうねぇ」
感情が生じるのは、
その人にとって重要な行動を、
その人本人か、または誰かが起こしたからです。
逆に、誰かが何か行動を起こしたとき、
それがその人にとって重要な行動であるならば、
必ず感情が伴います。
ですから、感情に敏感になることは、
適切な行動を起こすために必要不可欠なことなのです。