土日は、東京・名古屋で、「アダルトチルドレンを幸せにするグループカウンセリング」をやってきました。
私のカウンセリングを受けにいらっしゃる方は、
親御さんやご兄弟が自殺されていたり、
ご家族に精神病の方がいらしたり、
ご自身が虐待を受けていらしたり…
など、深刻な悩みを抱えておれらる方が多いです。
そういったごご相談者さんのカウンセリングを1日に4~6件、
途中10分足らずのトイレ休憩をはさむだけで続けます。
よく参加者さんから言われます。
「私は聴いているだけで、ぐったり疲れてしまうんですけど、先生は平気なんですか?」
まったく疲れないわけではありませんが、
疲れないのにはコツがあります。
それは、
「症状や問題を観ないで、人を観る」
ということです。
よく医療従事者の心得として
「病を看ずに、人を看る」
というのがありますが、それと同じです。
相談者さんの【症状や問題】に意識を向けていると、疲れます。
相談者さんという【人】に意識を向けていれば、疲れません。
その人の可能性が見えてきます。
子育ても同じではないでしょうか。
子どもが起こす問題行動を見ていると、
いらいらして、子どもを怒鳴りつける。
自分の子育てが間違っていたのではないかと、自分を責める。
夫の理解がないからだと、夫を責める。
親が自分のことをちゃんと育ててくれなかったからだと、親を責める。
そうやって、原因探しという犯人探しが始まってしまう。
それを、子どもの問題行動でななく、
子ども自身を観てあげるようにすると、
子どもの表情や仕草や何気ない言葉づかいから、
子どもの気持ちが伝わってくる。
こんなこともできるんだ、こんなことに関心があったんだ、
と子どもの可能性が見えてくる。
カウンセリングも子育ても同じだな、と思います。
子育ては体力勝負だから疲れますけどね