カウンセリングを受けにいらっしゃる方の


苦しみの原因を探ると、


多くの場合、幼少期の親との関わり方にたどりつきます。




そして、そういう方たちの親御さんに共通していることが、


子どもに謝らない


ということです。




親のプライドなのでしょうか?


自分の非を認めようとしない。




子どもは、自分が悪くないときまで、


親に怒られる。



だから、子どもは自分を責めるようになる。



これが、大人になってからも続き、


自分が悪くないのに、他人から強く言われると、


自分が悪いのだと思って、自分を責める。




その繰り返しで、心がズタズタになって、

カウンセリングを受けにいらっしゃる。




また、子どもは親の真似をしますから、


謝らない親に育てられた子どもは、


社会に出てからも自分が悪くとも謝らないので、


つまはじきにされます。




もちろん、子どもに謝ってばかりいたらダメですよ。



そんなことしたら、子どもは自分が親より偉いと思ってしまいます。



それは、犬が主人より自分が偉いと思ってしまうのと同じくらい、

親にも子にも悪い影響がでます。






あるいは、稀なケースではありますが、


親が子どもに、しょっちゅう「ゴメンネ、ゴメンネ」と言っていると、


子どもは、自分が悪いから、お母さんが不幸なんだ、


と思ってしまいます。




ですから私は、子どもにきちんと謝ることにしています。


謝ると子どもは


「いいよ」


と、あっさりと許してくれます。




そして、謝った親自身も気持ちがいい。



親が謝らなければ、


子どもは自分を責めるようになり、


大人になってからも苦しむ。




親がきちんと謝れば、


子どもは傷つかず、


子どもも、きちんと謝れる子に育ち、


しかも人を許すことを学ぶ。




あなたは、どちらを選びますか?