NLPという心理療法の代表的な技法に「アンカーリング」があります。
調子の良い時の体の感覚を呼び出すスイッチを設定し、
いつでも良い状態を引き出せるようにする技法です。
脱サラして心理療法家として開業しようと決めた頃、私自身がアンカーリングのワークで体験したことをお伝えします。
まず、問題が起きている状況をひとつ思い出します。
私は、「本当に催眠療法家で生計をたてられるのだろうか」
と不安を抱えている状況をイメージしました。
次に、「やすらぎ体験」を思い出します。
私は、幼稚園の頃、祖父のアグラの上にちょこんとのかっていた時のことを思い出しました。
お祖父ちゃん子だった私は、よく祖父のアグラの中に座って、甘えていたのです。
祖父の肌の温もりが伝わって、祖父の愛情に包まれて安心しています。
その安心感を、人をハグするように腕をまわすポーズでアンカーしました。
再び、現在の不安を抱えている状況に戻ります。
そして、ハグするポーズをしてみると・・・・
なんと、祖父のアグラの中にいる幼い自分と祖父とを
現在の自分が抱きしめているイメージが出てきたのです。
そして、私の腕の中で、
幼い私と祖父が安心して眠っています。
不安がないのが幸せなのではありません。
不安を抱きしめることができる
強さと優しさを
自分が持っていることが幸せなのです。
苦しみがない状態が幸せなのではありません。
苦しんでいる時、つらい時、悲しみに沈んでいる時、
支えてくれる家族や仲間がいることが幸せなのです。
今私は、妻と息子をハグしながら、
「こいつらを幸せにしてやることができる自分がいることの幸せ」
「どんなにつらくとも支えてくれる家族のいる幸せ」
を抱きしめています。
12/5名古屋と12/6東京は、お申込み締め切り 12/1(火)です。
お申込みは今すぐ