昨日は、長男の5歳の誕生日でした。



朝、布団から這い出してきて


「足が痛い」



2週間前ほどにも同じようなことがあったので、骨にでも異常があったらいけないと、整形外科へ連れていくことに。


行ってみると、人がいっぱいで、午前中の診療は諦め、午後に出直すことにしました。



家に帰ってきて、事件が起きました。


妻のお手伝いをしようと、ハサミで調味料の包装をはがそうとしている時に、誤って右手の親指と人差し指の間を刺してしまったのです。


血が噴き出して、驚いて泣き叫ぶ長男。


ティッシュペーパーで傷口を押さえて止血し、病院へ。


思ったより傷が深いらしく縫うことに。




そして、


足の痛みの原因は


走り廻り過ぎダッシュダッシュダッシュ


跳びはね過ぎ羽ばたけ!羽ばたけ!羽ばたけ!



あまりに走り回ったり跳びはねたりするので、アキレス捲と踵の軟骨が傷んでしまったのだそうです。


どんだけ、遊んどんじゃ!


矢野家の、賑やかをはるかに通り越した日常の様子を、ここからも想像していただけるのではないでしょうか苦笑




医師から


「今週中は安静にしていてください。幼稚園も休んだ方がいいですね」



そんなこと言われても、安静になんてできるわけない。


左足と右手に包帯をした長男。

今も、次男と一緒に追いかけっこして走り回ってます。




さて、この出来事、私の留守中に起こってしまいました。

一人で対応してくれた妻に感謝です。


電話で事情は聞いていたのですが、私が帰宅すると、妻が詳しい様子を私に説明してくれようとしました。


すると、長男が


「言わないで!」



私は長男に言いました。


「みっくん、大丈夫だよ。パパ怒らないから。


みっくんは、ママのお手伝いをしてくれてたんだろ?


『ありがとう』


なのに、痛い思いをさせてしまって


『ごめんね』


とがった危ないハサミをみっくんに使わせてしまったパパとママが悪かったよ」



子どもの行動の多くが善意や好奇心から生まれたものです。


それを咎めてしまっては、善意や好奇心をそいでしまうことになります。



もしも、この時、親が


「よく注意しなきゃダメだろ!

どんなにパパとママが心配したと思ってるんだ!」


と、叱ったら、子どもはどう思うでしょうか?



自分が悪いことしたと思ってしまうでしょう。


そして、善意を表現することを恐れるようになり、

好奇心も無くしてしまうかもしれません。



良いことをしようとしたのに、


自分が傷ついたばかりか、


相手からも怒られたり、ひどい目に遭わされる・・・



こんなに辛いことはありません。




褒められたことは助長され、怒られたことは抑制されます。


結果がどうであれ、

動機が善意であるならば、それは褒められなければなりません。


そうすれば、子どもは、善意から行動を起こすようになります。

人を喜ばすために何かができる人間になります。



善意が否定され、痛い目に遭わされれば、

その子は、自分を守るために、人に優しくできなくなるでしょう。



子どもが、どちらのタイプの人間になるか・・・


それは、私たち親の責任がとても大きいのです。




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