このブログは、「幸せな家庭を築く」ためのヒントを皆さんに提供させていただいているわけですが、「離婚」という選択をせざるを得ないケースも出てきます。
そんなときに、お役に立つ本をご紹介します。
離婚のことばハンドブック
いますぐ解決したい人のキーワード152
露木幸彦 著、小学館
http://www.tuyuki-office.jp/rikon-hand.html
この本は、夫婦問題が辞書のように五十音順にキーワードで引けるようになっています。
しかも、ひとつひとつの問題に事例が書かれていて、その対応策が明記され、それについての解説が書かれています。
私が最も感心させられた記事をひとつご紹介します。
(引用ここから)
*ブログで読みやすくするために改行を矢野の手でおこないました。
また、文字の強調も矢野がおこないました。
【被害者】
●ストーリー
離婚することだけは二人とも了解しているのですが、離婚の条件となると話がまったく進みません。
というのも、そういう話になると責任のさすり合いに終始してしまうからです。
妻は自分が悲劇のヒロインにでもなったつもりか「私は被害者よ」の一点ばりです。
そういう私も「被害者はこっちだ」と譲りません。
この状況を打開する方法はないかと迷っています。
●対応策
「君も悪いけど、俺も悪かったよ」
●解説
お互い相手の責任ばかりを追及するケースは、離婚の話し合いではよくあることです。
「相手のせいで離婚になった」と思うことで、離婚という「後ろ向きの選択」をしたことを正当化したい心理が働くからです。
そして、どちらにも離婚に至る明確な原因があるわけではないからです。
不毛なやりとりを終わらせるには、良好な夫婦関係を築けなかった責任の一部を、あなたも認めなければいけません。全部ではなく、一部を認めるだけで状況は変わります。
あなたが一部でも責任を認めたことで、相手はあなたを追及すべき目標を失うからです。
そして、本来の離婚の条件についての話し合いに乗ってくることになります。
(引用おわり)
「責任の一部を認める。
全部ではなく、自分にも一部責任があることを認めるだけで状況は変わる」
夫婦関係に限らず、人間関係でトラブルが起きた時に、重要なことだと思います。
「すべてを相手のせいにして相手を責めるばかりでは何も解決しない」
というのは、多くの方が納得していただけるのではないでしょうか。
しかし、逆に「すべて自分の責任だと自分を責めていても何も解決しないのです」
私は、心理カウンセリングをしていて、自分を責めてばかりで他人を責めることのできない人たちに、たくさんお会いしてきました。
そういう人たちに必要なのは、
「自分は悪くない」と思えるようになることです。
そして、一般的には、人は他人のことを責めますので、一般の人たちに必要なことは、
「自分にも一部責任がある」
と認めることなのです。
つまり、すべての人に通じることは、
「相手が全部悪いのではなく、
自分が全部悪いのでもない。
自分にも相手にも一部の責任があるのだ」
と認めることなんですね。
露木さん、ありがとうございます。
大切なことに気づかせてもらえました。
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別れるのなら、どうやれば上手く別れられるのか?
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