子ども同士で遊んでいる時、オモチャの取り合いになることがよくあります。
あなたのお子さんのオモチャを、よその子がほしがっている。
よその子のオモチャを、あなたのお子さんが、ほしがっている。
兄弟間でオモチャの取り合いをしている。
そんな時、あなたはどうしていますか?
私は、基本的に子どもに任せています。
親が介入してしまったら、子どもたちが自分で解決する機会を奪ってしまうことになるからです。
自分の子どもが、よその子のオモチャを無理やり奪おうとしたら、もちろん止めます。
そして、子どもにいいます。
「このオモチャは、お前の物ではないの。
人の物を取ってはいけません。
このオモチャで遊びたいのなら、『入れて(一緒に遊んで)』って、お願いしなさい」
もし、泣きだす子がいたら・・・
誰かが暴力をふるったのでなければ、放っておきます。
こんなときこそ、子どもが学習するチャンスです。
ある子は、奪ったオモチャを返すかもしれません。
ある子は、年下の子に、オモチャを渡すかもしれません。
ある子は、「一緒に遊ぼう」と、相手を誘うかもしれません。
子どもたち同士では、収拾がつかないようなら、はじめてあなたの出番です。
「一緒に遊んだ法が、楽しいかもよ」
そんなふうに、提案してみるのは、どうでしょうか。
泣いている子に、大人がオモチャを渡してはいけません。
そんなことをしたら、その子は、
< 泣けば欲しいものが手に入る >
と学習してしまいます。
オモチャを他所の子に渡すように命じてるのは、よくありません。
そんなことをしたら、
「お母さんは、ボクよりヨソの子のほうが大切なんだ」
とお子さんは、思ってしまいます。
もし、ご主人が、あなたが大切にしているアクセサリーを、
「貧しい子たちを救うためのチャリティーに差し出せ」
と命じたら、どんな気持ちがしますか?
それと同じ気持ちを、お子さんは感じているのです。