私は、土日だけ東京などに出て働き、平日は妻子と過ごすという、週休5日の生活をしています。
それによって私は、
幼いころ自分が親にしてもらいたかったことと
親が私にしたかったこと
の両方をかなえています。
私の父は零細企業を経営していて、貧乏暇なしを絵にかいたような生活でした。
夜は私たちが寝てから帰宅し、朝は私たちが寝ている間に出勤していく。
休日は、月に1日あるかないか。
ですから、幼い頃の私は、
「もっとパパと遊びたい」
と思っていました。
その幼いころの自分の想いを、今私は、自分の子どもたちと遊ぶことでかなえているのだと思います。
父は、家庭より仕事の方が大切だったわけではありません。
むしろ家庭の方をより大切にしてくれていたと思います。
月に1日あるかないかの休日は、必ず遊んでくれました。
学校の父親参観の時は、仕事を調整して、必ず来てくれました。
父は、もっと子どもたちと遊んでやりたかった。
一緒にいてやりたかったと思っていたことでしょう。
その父の想いを、今私は、多くの時間を子どもたちと一緒に過ごし、子どもたちと一緒に遊ぶことでかなえているのだと思います。
不幸は世代連鎖します。
あなたが遣り残した事は、あなたの子や孫にツケとしてまわされます。
だけど、次世代に引き継がれる遣り残したことは、子孫に悪影響を与えるものだけではありません。
家族ともっと一緒にいたかった。
家族をもっと愛したかった。
そんな 遣り残したことも 次世代に引き継がれ、いつか子孫がかなえてくれます。
だから、私たち親にできることは、
子どもを愛すること。
たとえ、一緒にいる時間が少なくとも。
たとえ、不器用な愛情表現しかできなくとも・・・
その愛は、子に伝わり、子孫に引き継がれます。
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