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親が喜ぶと、その行動は強化され、

親が悲しむと、その行動は抑制される。


という お話をしてきました。


今日は、どうして、そういうことが起こるのか、ということを説明します。

ちょっと、科学的になりますが、科学アレルギーの人にもわかりやすく書きますので大丈夫です。



霊長類以上の動物(チンパンジーとかゴリラとか、ヒトも含まれます)には、ミラーニューロンという神経細胞があります。


相手が痛みを感じたり、悲しんだり、喜んだりしたとき、

それをただ観ている人(サル)のある神経細胞が活動していることに、ある科学者が気づきました。


まるで、自分が相手の鏡のように反応しているので、ミラーニューロンと名付けられました。



ミラーニューロンの活動を調べるために、こんな実験がおこなわれました。


カップルを何組か集めて、彼氏たちの指に電気ショックで痛みを与えるようにします。

彼女たちに、その様子を見てもらいながら、彼女たちの脳がどのように活動するかモニタリングします。


すると、彼氏の指に電気が走って、痛そうな顔をした時、

その彼氏の彼女の脳も、彼と同じ痛みを感じる脳の部位が活動したのです。


彼女には、痛みを与えられていないのにですよ。

ただ、痛そうな顔をしている彼の顔を見ているだけで、彼女も彼と同じ痛みを感じたのです。



私たちが、悲しんでいる人を見て、もらい泣きしたり、

他人の成功を喜ぶことができるのは、

このミラーニューロンの働きなのです。


そして、このミラーニューロンの活動は、二人の関係が親密であればあるほど強力です。



この世で、もっとも親密な人間関係は・・・


母と子です。

(残念ながら、父と子は、母と子の関係には、およびません)



ほとんどの母親が、子どもの喜びを我がことのように喜びます。


同じように、お母さんの喜びは、子どもの喜びなのです。



お母さんが喜んでくれると、ボク(ワタシ)も嬉しい。


お母さんが悲しむと、ボク(ワタシ)も悲しい。



お母さんに褒めてもらっても、嬉しいのはボク(ワタシ)だけ。


お母さんに怒られても、怖いのはボク(ワタシ)だけ。




だから、子育ては、


褒めるより喜ぶ。


叱るより悲しむ。




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