続きものですので、こちらをまだ読んでない方は、どうぞ。
さて、今回は、鞭打つ(叱る)のではなく、親が悲しめば、子どもはそれをしなくなる。
というお話をします。
悲しみを表現するときに、気をつけてほしいことがあります。
悲しみを表現した後に、必ず「してほしいこと」を言ってください。
悲しみで終わらせてしまうと、子どもは
「ボク(ワタシ)は、ママを悲しませてしまった悪い子だ」
と子どもは、思ってしまいます。
では、どういうふうに話したらいいのかというと・・・
「相手の行動」、「自分の気持ち」、「自分の要求」
3つをセットにして、主語は「私」で話してください。
相手の行動
それに対する自分の気持ち
だから、私はあなたに次からこうしてほしい、という要求 です。
これは、子どもの教育だけでなく、大人同士のコミニュケーションにもとっても役立ちますので、使ってみてください。
では、いつものように、矢野家のエピソードです。
4歳の長男と1歳10か月の次男がおもちゃの奪い合いでケンカをします。
体力的に長男の方が圧倒していますので、最後は体力にまかせて、弟を泣かせます。
「みっくん と こうちゃん が、仲良くしてくれなくて(相手の行動)
パパ悲しいよ(自分の感情)。
こうちゃんは、まだ小さくて、みっくんの言うことがよくわからないんだよ。
だから、許してあげてね。ぶったりしないでね(要求)。
みっくんが、正しいことは、パパちゃんとわかってるから」
これをケンカをして、弟を泣かすたびにやります。
そして、おもちゃを弟に譲ってあげた時は、すかさず喜んであげます。
「みっくん、こうちゃんにオモチャかしてあげたんだね。
優しいお兄ちゃんになってくれてパパうれしいよ」
この場合、ケンカをしなくなることが解決ではありません。
弱い者をいたわる気持ちを育むことが目的です。
そして、何より大切なことが、
親が悲しんでいる姿を子どもにちゃんと見せること。
私たちは、ネガティブな感情を隠してしまいがちです。
だから子どもは、ネガティブな感情は隠さなければいけないものだと思ってしまうのです。
そして、ネガティブな感情を隠してしまった結果・・・
さまざまな苦しみを背負うことになります。
私は子どもに、自分に正直な人間になってほしいと願っています。
だから、子どもの前では、自分自身に正直でいたいと思っています。
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