今まで、子どもが感情を素直に表現できるようにすること、の大切さお伝えしてきました。
今回は、
そもそも感情にはどんなものがあるの?
ということをお話します。
知っているようで、知らないんですよ。
私もこんなにあるとは思いませんでした。
さて、感情にはどのようにものがあるのか?
この本で調べました。
『感情表現辞典』 中村明 著、東京堂出版
(ちなみに、この本、文章を書くことを職業にしている人は必携ですよ)
この本によると、感情は大きく10に分けられています。
それらの10の中の、主な感情も書いておきますね。
喜
めでたい、うれしい、満足、楽しい、快、微笑
怒
立腹、憤(いきどう)る、癇癪、不機嫌、どなる
哀
悲しい、泣く、哀れ、淋しい、むなしい
怖
こわい、ふるえる、心細い
恥
恥ずかしい、晴れがましい、赤面
好
愛、恋しい、あこがれる、好き、懐かしい
厭
嫌、憎い、悔しい、困る、憂鬱、しょげる、苦しい
昂
あせる、いらいら、緊張、興奮、感動
安
ほっとする、平然、気楽
驚
びっくり、ショック、面食らう、呆然、意外
あなたは、これらの感情の中のどれかを封印してしまっていませんか?
あなたは、これらの感情の中のどれかを
お子さんが表現することを嫌ったり、禁止したりしていませんか?
ちなみに、私は「怒り」の感情を長い間、封印してきました。
「楽しい」という感情も、もしかすると、はっきり感じたことがないかもしれません。
私にとっての「楽しい」は、喜のジャンルではなく、
安のジャンルに含まれる「安楽」か、
昂のジャンルに含まれる「興奮」のような気がします。
私が、それらの感情を、感じることができないのは、
子どもの時代の家庭環境に原因があります。
ですから、私は、自分の子どもたちには、
これらの感情のすべてを感じて、表現してもらいたいと願っています。
そして、心理カウンセリングを受けに来られる方はすべて、
どれかの感情を言葉で上手く表現することができません。
感情を言葉で表現できないと、
赤ん坊のようにただ泣くことで気持ちを表現します。
獣のように、牙をむいたり唸ったり吠えたりすることで、気持ちを表現します。
あるいは、うつや腹痛、アトピーなどの病気で気持ちを表現します。
不登校や非行、過度の飲酒や過食・拒食などの問題行動として表現します。
つまり、感情を言葉で表現できない。
それが、すべての苦しみ生み出しているのです。
そして、それは、子ども時代の家庭環境に原因があります。
ですから、親が子どもの気持ちを抑え込まなければ、
物の名前を教えるように、子どもに感情の名前を教えるてあげたら・・・
どれだけの人が幸せになれるでしょう。
そして、それは、難しいことではないでのす。
それをお伝えしていくのが、このブログの目的です。
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