このブログを始めるにあたって、子育ての本を20冊ほど読みました。
で、感じたことなのですが、
「厳しすぎ! この本のとおりに育てたら、子どもは苦しむ」
ということです。
もちろん、なかには、とても共感できる本もありましたが、総じて「厳しすぎ」というのが感想です。
何でこんなに厳しく躾ようとするのか?
おそらく、甘えと過保護を混同しているからだと思いました。
甘えと過保護は違います。
小学校までの子どもにとって、必要なのは、十分に親に甘えることです。
カウンセリングを受けにいらっしゃる方の多くが、
子どものころ、親に十分に甘えることができなかった人たちです。
子どものころ、十分親に甘えることが許されなかった人たちは、
大人になってから苦しみます。
甘えは、子どもが子どもらしくしていられる環境をつくります。
子どもが、自分のあらゆる感情を親に受け入れてもらえる環境です。
我儘ほうだい、なんでもかんでも親にしてもらえる状況をいうのではありません。
過保護は、子どもが自分でできるのに、親が手出し口出ししてしまうことです。
甘えが、子どもが求めたことをしてあげる、子どもの感情を受け入れてあげるのに対して、
過保護は、親が子どものためと勝手に押し付けている状態です。
過保護が子どもをダメにするのは言うまでもありません。
ですが、子どもの甘えを許さない厳しい躾も、子どもを苦しめます。
そして、その苦しみは、子どもが大人になったときに現れます。
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