今回は、お父さんお母さんにとって、胸が痛む話かもしれません。


あなたは、お子さんに何かひどいことを言ったり、したりした時、ちゃんとお子さんに謝っていますかごめん


子どもだって謝ってほしいんです。


でも、ほとんどの親が、子どもに謝らない。


自分より目下の者、弱い者には、謝らなくていい、と思っているのでしょうか。


あるいは、子どもを自分の所有物だと思っているので、

「物」には謝る必要なんてないと思っているのでしょうか。



心理カウンセラーとして仕事をしていると、

心の問題のほとんどが、幼少期の親との関係によって引き起こされていることを実感します。


そして、その多くが、

親がきちんと子どもに謝罪していないことが原因です。




なぜ、そんなに謝ることが重要なのか?



「ごめんなさい」の意味を考えたことはありますか?


ごめんなさい=こんな私でも受け入れてほしい。

なんです。


自分が相手のことを受け入れていなければ、
相手も自分のことを受け入れてくれません。


でも子どもは例外です。


親が自分のことを受け入れてくれなくても、
親を受け入れてくれます。



そして、


「親に受け入れてもらえない自分は悪い子だ」


と自分を責めるようになります。




そして、幼少時の親との関係は、

その後のすべての人間関係に影響を及ぼします。


「親に受け入れてもらえない自分は悪い子だ」


と思っている人は、大人になってからも、

人間関係で上手くいかないことがあると、

自分を責めてしまいます。


もちろん、相手のせいにしない、自己責任は大切ですが、

それが過剰に働いてしまってはいけません。


相手に反省を求めるところは、きちっと相手に言わなければ。



それを防ぐためには、親が子どもを精神的・肉体的に傷つけるようなことをしたり言ったりしたとき、

きちんと子どもに謝罪する必要があります。


「お父さん(お母さん)が悪かった。ごめんね」


この一言を、あなたが言えるかどうかで、

お子さんの一生は大きく左右されます。