○○様は、十代の後半から日本舞踊の五大流派の一つである藤間流の門を叩かれ師範を目指し一意専心。

血のにじむようなご努力と並々ならぬ精進の末、師匠の推薦を受け、流儀の家元から一門の名前を許される初代 藤間勘兵が創流したことから「勘」の字を受け継ぎ「藤間勘〇」の名取を襲名されました。

その後も厳しい試験に見事合格され、門弟を持つための師範となられました。

そして若き頃からの夢を叶え、舞踊家としてご自宅と公民館にて教室を開き、日本舞踊に加え民舞もご教授され、お弟子さん達の指導に精魂を傾け、85歳まで現役を貫かれました。

そんなお弟子さんたちの日頃の練習の成果を発揮する発表会や名取襲名披露などにも全身全霊を傾け、晴れ舞台では多くの観客からの拍手喝采を浴び、毎回成功裏に幕を閉じられたと伺いました。