数学は、こと大学受験に関してのみ役に立って、それが過ぎると単なる過去の追憶に過ぎない。

 

 これは、オレが殊更強調するところであり、皆に納得してもらわないと、その人が落ちるからそう言ってることだ。

 

 しかし、オレがそんなことを自分に対して当てはめるつもりなどは、微塵もない。

 

 数学は、それが分かるヤツにだけ許されるようなもので、目先の利益とは相反するし、互いに素みたいなものなのだ。

 

 それほど、今の世の中は多数決であって、本当の価値からは程遠い。

 

 ただ、確かに少数が勝っているのは間違いないし、そういう人たちは、目先の利益にはとらわれないだろう。

 

 確かに一見は。

 

 しかし、他人を踏みにじって、自分だけ巨利を得ているという事実だけでもはや、目先の利益に敏い証拠であって、そういうのに尻尾は振れない。

 

 数学とは、実に経験に基づいた泥臭い学習であって、誰かに効率よく教わるものの反対だ。

 

 価値観を自分でつくるくらいの気概がないと、こういう事情を自分のものになどできない。

 

 そして、数学と他の学問に違いなどない。

 

 そのやり方、その取り組み方、すべてその人そのものだ。

 

 たとえ、それが日本史であってもだ。

 

 オレの天皇の在位期間の暗記、および元号の把握は、実に「オリジナル・スタンダード数学演習・受験編・三訂版」の解答作りと全くおんなじものなのだから。

 

 方法を考えることと、解法を思いつくのとは、全くおんなじだ。