反抗期
どなたかの記事を拝読していて
ちょっと書きたくなりました
その方に向けて
ということではないので誤解のありませんよう
諸説ありますし
一般的な人の発達や子育て論がどうなっているか知らないのですが
本能的な事由や人間独特の社会性を考えて
私は「反抗期」は「自立期」であり
子どもが成長し、独り立ちしていく上で欠かせない(できることなら)
大事な時期だと考えています(特別新しい理論ではありませんが)
だから子どもに反抗期が来たら
赤飯を炊くほどではないにしても喜ぶべきです
反抗期とは何か
要はそれまで親や養育者の価値観の中
それを信じて(思考上の信頼でなく本能的な愛情として)生きてきたのですが
あるときから
それに反する、あるいは疑う心が芽生えてくるのです
例えば間食の話
乳児期:養育者が与えない限り自分から摂取しない
幼児期:おやつを見つけると食べたい時は食べてしまう
幼児期2:「食事の前にお菓子食べたらいけません」と養育者が言うと反抗するが、反対意見を持っているわけではない
小学生前半:しつけがうまくいっている場合、おやつの時間以外食べない
~小学生後半:友だちの影響など、環境によって「養育者の意に反して食べる」という選択肢が生まれる
~以降:養育者に食べていいと言われても、食べたくても「いらない」と言ってみたりする
~反抗期突入
あくまで典型的な例です
自閉スペクトラムの各性質や家庭環境、人間関係、学校の介入度など様々な要因で異なる流れになることがあります
で、反抗期に入ると
養育者は反抗的な子どもに対して怒りを覚えるのです
★親は怒っていいと思います 理不尽な怒りでもいい 「理解ある親」を演じるのはどちらかといえば反対です(私の持論ですが)
その時期って、ある意味子どもに手がかからなくなり、共稼ぎが再開され、お母さんは家事と仕事で忙しくなり
「もう自分でちゃんとしなさい」という気持ちになります
なので子どもを叱り、あとで悔いる、言い過ぎてしまった、自己嫌悪
まず、ここを「がんがん叱って(怒って)いいのだ」と捉えて下さい
親御さんも自分を大事にして下さい
という意味でもありますが
一番は「親子の自立」のために必要な時期だということです
女の子がある時期父親を「くさーい」と言うのは、大好きだった父親を溺愛しすぎて、自身が異性を「本来的に正しく」手に入れることを阻害しないための本能的態度です
同じく女の子が母親を「理屈に関係なく」嫌う(敵対視する)のは、女としての母親をライバル視する、即ち恋愛競争に勝つ練習をしているのです
それと同じことは男の子にも見られます、父親と議論(という名の争い)する姿は健全な本能行動
ただ問題は
男の子が母親に対する愛情を減らしにくい
という人間に多い傾向があります
女の子の「お父さんくさーい」ほど回避行動が強く出にくいのです
なのでマザコン→結婚できない、あるいはしても嫁と姑の最悪な関係(夫は嫁より母を取る)が生じます
母と男の子、父と女の子という関係だけでなく
たまに「家族全員が仲良し」の家族があります
世間的には「羨ましいわね」と言われますが、微妙ですね(共依存のおそれ)
兄弟姉妹が仲良し、というのもそうですが
理想的なのは「しょっちゅう喧嘩しているけど、大事な時は助け合う」
という関係だと思います
人間性(社会性)と動物性(本能性)のバランスが大事ですね
というわけで結論
反抗期万歳!
追記:「そんな生易しいもんじゃないんだよ」というお叱りがあるかもしれませんが
その状況にあるご家庭には「今更遅い」というこの記事、ということになると思います 申し訳ありません
今最中、これから迎える、そういう方々に向けて、と理解下さい