タナカミノルです。

■1年前、似たようなふたりの人が居ました。

何か、自分の現状に満足できず、変えたいと思っている。
何か、人生このままで終わりたくないと思っている。
何か、チャンスさえあれば、変われると信じている。。。


ふたりのこれまでの経験も
いまの環境も、よく似ていました。


それから1年。


ふたりは同じ環境で、
同じ教材を学んで
まったく違った結果を出していました。



■ふたりのうちのひとり、Aさんは、、

Aさんは口座の資金が少しずつではありましたが
毎月増え続けるようになっていました。

新しい習慣が身について、
生活にピンとした規律が生まれて
力を与えてくれるようになっていました。

なにより、

自分の人生をコントロールできるという
自信のようなものが自分の中に育ちつつあるのを
心地よく感じていました。

その結果、
小さなことで腹を立てなくなったり
周りの人達とのささいな会話の中でも

安らぎを感じることが増えてきました。
一日の終わりに、自然といろいろなものに
感謝しながら眠りにつくのが当たり前になっていました。


■いっぽうでBさんは、、

Bさんは口座の資金が減り、焦っていました。
やることが多すぎて、追われるような毎日でした。

なんとかしようといろいろな情報に手を出し
そのすべてが中途半端に終っていました。

結果を出している人の話を聞くと氣になりましたが
自分が惨めな氣持ちになるので
心を開いてコミュニケーションする氣が起きませんでした。

だんだん腹も立ってきます。

「~のせいだ」
「~は~するべきだ」

いつのまにか、
自分のことが疎かになってますます焦ってくるので
誰かを責めることで氣を紛らわせることの
【中毒状態】になっていました。




……

………


とても似ていると思っていた
AさんとBさんの二人が1年後

ここまで対照的な状況になったのはなぜでしょう?






■行動の違いに(Do)に注目してみると。。

Bさんは、一見するといろいろ頑張ってはいるようでした。

けれども、どれも中途半端。
なだけでなく、自分の都合の良い所だけをつまみ食いして
いちど決めたこともすぐ破っていました。

たとえば、
本来踏むべき手順をとばして自分の資金をリスクにさらし
結果その資金を失うことになっていました。

たとえば、
本来これだけは最低限必要だという量を検証する前に
「これは使えない」と判断を下し、辞めてしまっていました。



いっぽうのAさんの行動はシンプルでした。


最初に決めたことを守る。
上手くいかないことがあると、基本に戻る。

忘れていることがあったと氣づいたら
焦らずにまた最初から繰り返す。

途中、必ずしも順調だったわけではなかったけれども
「基本に戻る」というただ一点の規律が、
問題から引き戻して安定感をもたらしていました。





■3つのお守り(MSTCの入塾条件)

対面のみの指導を行っていたころのMSTCは
入塾希望者には面談をして、実際に約半数の方には
入塾をご辞退いただいていました。

現在、オンラインでコンテンツを学べるようになってからは
以下の3つを約束できる人にのみ入塾いただくことにしています。

その3つとは

・被害者意識にならない(人を責めない)
・競争(欠乏)マインドにならない
・安定志向で行かない


どれもシンプルです。

そしてなぜ、この3つなのかというと
歴史的な検証で、これら3つのどれかを犯しながら
幸せに何かを成し遂げるのは難しいとわかったからです。

だから3つの条件は、入塾希望者に”課す”というよりも
成功を応援したいからこそ、
餞別として新しい旅に持っていくお守りだという感じです。


 (補)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 なお、上記3つの条件について論理的な証明が気になる方には
 エリヤフ・ゴールドラット博士(物理学者)の
 「ザ・チョイス」「クリティカルチェーン」がオススメです。
 → http://m2kt.net/kg2115/3541
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■巨人の肩に乗る

・被害者意識にならない(人を責めない)
・競争(欠乏)マインドにならない
・安定志向で行かない

この3つを犯しながら、成功したいというのは
「自分だけは自然界の原則の影響を受けずに成功できる」
と宣言するようなものです。

つまりは、
・人を責めたり
・世の中は奪い合いの競争だと考えたり
・安定を求めたり

この3つに自分の意志力やエネルギーを注ぐことの本質は

>「成功する(得たい結果を出す)」ことよりも

>「(現実はどうあれ)私だけは特別だ、と主張する」

ということにエネルギーを費やしている、
そちらを選んでいる、ということです。



■傲慢にわめくか、謙虚に巨人の肩に乗るか

「(現実はどうあれ)私だけは特別」でありたいという悲鳴は
いたるところで見受けられます。

なぜそうなるかについて今日は触れませんが
少なくとも、その行動は何の価値も生まなければ
状況を好転させることも無いという

事実に目を向ける価値はあります。


もし、そこで謙虚になり
自然界の法則を受け入れて
その中で自分のニーズを満たしながら

現実を変えていこうとするならば
最初に決めることはシンプルです。


・被害者意識にならない(人を責めない)
・競争(欠乏)マインドにならない
・安定志向で行かない


ここに戻る規律を持てるかどうか。

いろいろなことを試し、
うまくいくこともあれば
そうでないこともあると思います。

そこで、なにか異変を感じたら
基本に戻る規律を持てるかどうか。





■一発逆転策の追求

ちなみに、

永続的に飛躍する偉大な企業と
一時的な繁栄のあと没落する企業の違いを
膨大なデータで検証したジム・コリンズの結論として

どんなに偉大な企業も基本を疎かにする傲慢から
崩壊がはじまると言っています。

そして、どんなに崩壊が進んでも
(もしくはまだ偉大になれていなくても)

「一発逆転策の追求」の次に待っているのは
転落か消滅だということがわかっています。


じゃあ、何をすればいいのか?



それが、原理原則に戻る「規律」を持つこと。

それはどんな差し迫った状況でも例外はありません。

「規律」に戻る。



 (補)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ジム・コリンズの著書の中では
 飛躍するためのレシピ「ビジョナリー・カンパニー2」が
 基本として最もよく読まれていますが、
 あなたが今日からすぐに意思決定の基準に活かすためには
 「ビジョナリー・カンパニー4 Great by Choice」
 がオススメです。
 → http://m2kt.net/kg2115/4541
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たとえ、半年遅れを取っても
たとえ、1年遅れを取っても
たとえ、50年遅れを取っても

いま、状況を変えるためには
まず、「規律」に戻る。



そして達人と呼ばれる人たちは、

シンプルな基本を尋常ではないレベルで実践することで
卓越した結果を出していることがわかっています。



もし、

・被害者意識にならない(人を責めない)
・競争(欠乏)マインドにならない
・安定志向で行かない

この3つのお守りを持って
再び力強くあなたの冒険を歩もうと決めたなら

尋常ではないレベルに実践していく
基本は2つだけです。

その2つについては
またメールします。



必要性一目瞭然の一歩を取ることには
能力や才能ではなく
ときに勇氣が要ります。


一発逆転策ではなく、基本に戻る規律を持つ。

あなたの人生に安らぎと安定感をもたらす
「基本原則に戻る規律」

あなたのインスピレーションになると嬉しいです。




いつもありがとうございます。




        タナカミノル