ある程度の経験があってまだトレードで成功していないとしたら

あなたは実は成功したくないと願っているといわざるを得ない。



これは何も、本気さが足りないとか、努力が足りないとかではなく



文字通り「成功することが恐怖」なのだ。



ほとんどの人が「成功を怖がっていること」を自分では意識できないから

上手く行きそうになると、自分の手で今までの努力を台無しにししまって

不思議がったり、「自分はダメなんだ」と落ち込みさえする。


けれども心理学的には何も不思議はない。



もしかしたらあなたは、

ダイエットや男女関係などで似たような経験があるかもしれない。


あとちょっとのところ、

このままいけばもう大成功という時になって

なんだかわからない衝動で、それをぶち壊してしまったことを。



これらはすべて、

自分が成功することに対して潜在意識が恐怖を感じているから起こることで、


自分がマッチで火をつけておきながら、それをポンプで消して賞賛を得ようとするように

自分の成功を自分で台無しにすることで別のニーズを満たしているのだ。




「ちょっとまって、私は本当にトレードで成功したいんだ。恐怖なんてない。」



と、あなたは言うかもしれない。


だったら考えてみて欲しい。


もし、あなたがいま10億円を手にしたら、

いまのあなたの人間関係はどう変化するだろうか?






「会社を辞めて嫌いな上司の顔を見なくて済む」とか

「両親に家を買ってあげて喜んでもらう」みたいなこととか


場合によっては、

「夜の街で豪遊しまくる」

みたいに、嬉しい姿を想像すると思う。



けれども、その先のことも想像してみて欲しい。

それによって、人間関係の「質」はどう変化するのか。


潜在意識は、その先のこともちゃんとわかった上で

あなたを支配しているのだから。






これが克服出来ていないと


自分が再起不能になる失敗を犯すまでマッチポンプを繰り返すか、


数字の囚人として「あっち」の世界から戻ってこれないトレード依存の人生になるか、




どちらにしろ、

本来本人がトレードを始める前に描いていた幸せとは言えない状況だろう。






高額宝くじに当選した人の手記を読むと共通しているのは

自分に近づいてくる人たちがみんなお金目当ての人に見えて

猜疑心の塊のようになってしまうことだ。


それで周りからの評判を落として人が離れていき

誰にも心が開けない孤独な生活を続けたあげく、


結局数年のうちに大部分を使い果たして、自己破産にまで至る。


最終的にはお金も、人間関係も残らない。





FXや株や先物など、トレードは複利の力を使うことで

ゼロからでもたった数年で高額宝くじくらいの資産を作ることができる。


しかも宝くじと違って、自分で結果をコントロールできるから

自分の心の底に抱えている恐怖が露骨に行動に現れやすい。


成功の兆しがあると、前もってその状況にならないように

自分の手で台無しにするのだ。







人の価値観は様々なので、


最終的に孤独で惨めだったとしても

ジェットコースターのような一瞬の輝きがあればいいという人もいるだろう。

選ぶのは本人の自由だ。



けれど、


自分の心の奥にある恐怖を取り去って、

人生そのものを豊かにしながら

トレードでも成功していく方法があると知っていたら

果たしてそのような破壊的な戦略を選ぶだろうか。






「じゃあどうすればいいのか」


についても機会があれば書いてみようと思う。



いつもありがとう。


         タナカミノル@ジッパー。





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