前回の①から二ヵ月以上空いてしまった。

でも、自分のためにもまとめておきたいと。

 

「治療後2年、声のこと。まとめ①」はこちら

 

*音域について

自然に出る声は以前より低くなっています。

 

大雑把ですが、声の高さは声帯が「太く長い」と低い声になります。

反対に「細く短い」と高い声に。

私の場合、後遺症で声帯が長くなることはないので、太くというか浮腫んでぼってりとして、低くなっているのだろうと。

まあ、女性は老化によって、ホルモンバランスの変化でも声帯がぶよっとしてくるので、今後の変化はその辺も相まってよく分からなくなりそうですが(笑)

 

音域をまとめてみた。

裏声は入れず、地声の高さで比べました。

もちろん、最近まで裏声は遙か彼方にありましたけど(笑)

*声量について

遠くの人まで聞こえるようにするだけならば、いわゆる張った声を使って響きだけを重視すればどうにかなることもあります。

しかし、声色を変化させるために声帯を通る息の量を増やし、それに合わせた声帯周りの力の入れ方(強風に倒れないように立つイメージw)は、以前と同じようにいきません。

声帯の虚弱体質というか、、、。

 

唾液が戻らないせいか、炎症が後遺症として残っているせいか、昔なら「喉がイガイガする!」と対処を考えていた状態が日常です。

でも、だからと言って炎症が悪化して、声が出なくなるようなことはありません。

ここ半年、いくつか朗読イベントがあり、かなり練習したのですが、乗り切ったことも自信になりました。

 

楽に太い声は出ませんが、ラッキーなことに朗読では太い声は出番が少なめなので、作品のチョイスや読み方の表現を他のものに変えつつ、今の自分にあった朗読方法を探しています。

 

あ、でも浮腫んでいるせいか(二本の声帯の距離が近くなった感じ?)、クリアな(軽いというか)裏声がさらっと出るようになった!

使う機会があんまりないけど自分で歌っては満足しています(笑)

同じ放射線治療を受けた人で「声の抜けが良くなった」とブログに書いている人が二人くらいいたような気がするのは、このことかなって想像しています。

 

では、実際に声の変化を音声で聞いてみてください(*´▽`*)

 

1年前からしばらく、毎朝、起きてすぐにガサガサ声チェックがてら録音していた。

ガサガサなりに日々状態は違う。

そのときの声と、今の声を比べてみる。

 

 

2019年10月 適当にその日に出そうな声を出していた録音の一部。

2020年11月 2019年の録音に合わせて、さっき、ラフに&楽に出した声を録音。

かなり戻っている。

でも、気合い入れて作らずに出した声は、細いし、まだ均一じゃない。

不安定。

いや、1年前を思えば大きな変化。嬉しいこと。

老化の一つだと受け入れて、日々修行しよう(笑)

 

それよりも、唾液が出ないことの方が滑舌トラブルを生んでいる(;・∀・)

 

声についてのまとめでした。