「バーン、ビチャーン」

という音と共に、1階玄関前のフロアに飛び散った白い物体は、豆腐でした。

新築の艶やかな床に、なぜ豆腐が飛び散ったのか?



投げたのは、義母。

「何の文句があるんね?」ムキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキー


私は、その剣幕にビックリして、逃げるように2階への階段を駆け上がりました。


すぐそばのリビングには義父、駆け上がった階段の横の部屋には主人がいましたが、聞こえてないの? 

2人とも知らんぷり。おやすみおやすみ


聞こえてきたのは、階段を駆け上がら追いかけてくる義母の足音(ちなみに80キロ越えの巨体なので、その音も凄まじい)。2階の台所に逃げ込んだ私の前で仁王立ち!ムキーどうにも怒りがおさまらない様子。何かしら大声で怒鳴り続けている。


何があったのかって?


それは…


その日、午後からみんなで温泉に行く提案をしてきた主人でしたが、まだ幼い娘がいたので、私は遠慮することに。どうせゆっくり入れない(義母の長時間のサウナ三昧に付き合わされる)のは分かっているので、親子水入らず(両親と主人)でゆっくりどうぞ、夕飯も外で済ませてきたら?と送り出しました。


そして、私は娘とのんびり過ごしながら残り物での夕食も済ませた夜8時頃、3人が帰宅。

主人が「まだご飯食べてない。何かない?」というので、冷蔵庫を見たけど、これといった食材がなかった為、下へ。そして、義母に「食べて来るかと思ってました。信じられな〜い。」と軽い気持ちで言ったところ、「旦那さんがご飯作って、とかいうのが何が悪いんね。信じられんとってどういう意味ねムキーと。2階に上がろうとする私を追いかけてきて、、、

後ろから豆腐が飛んできたのです。


多分、①主人は私に悪いと思い、夕食を誘われたのを断ったのが気に食わなかった。②お腹が空いてイライラしてた。


この2つが主な理由だとは思いますが、

豆腐を投げつけられ(よけたので床に飛び散った)、仁王立ちで文句をダラダラ言い続けられ、泣いている私を誰も助けてくれない(義母を止めてくれない)のは、ひど過ぎる💢💢


おまけに、翌日も幼稚園バスに乗せてもらうことを義母にお願いしなかればならない為、土下座🙇‍♀️して謝った私。

でも、なぜ私が謝らないといけない???


今考えると、馬鹿らしく腹だたしい出来事でしたが、これが黒歴史の始まりでした。


そして、あの時なぜ主人や義父は何も言わなかったのか。それは、あのような状況で義母を止めたら、その100倍返ってくることが分かっていた為、火に油を注ぐことになると、それまでの経験を活かした行動だったかと。


それにしても、温泉の帰りに買ってきた美味しそうな豆腐(有名なお店のものでした)が人の口に入ることなく飛び散った様は今でも忘れられず、その後片付けをしたことも昨日のように鮮明に覚えています。


世の中のお嫁さん達、こんな経験はないかと?


これから、義母が発した名言と共に色々なエピソードをお伝えしますね。