2020813


看護婦さんが深夜でも傷口の確認に来てくれます。


傷口からリンパ液が出るので傷口の下あたりに肌に直接管(ドレーン)が刺さっていて液体が流れ出るようになっています、その液体を吸うためのガーゼを1時間おきに取り替えに来てくれます。


傷口の痛みは、かなり収まっていたのですが、ずっと仰向けに寝ている為に腰の痛みと戦い、左胸をかばって、上向きと、右向きを繰り返し、朝を迎えました。


5:00  

窓の外が明るくなり、新しい人生がスタートしたような気分キラキラ(大げさだけど)


カーテン越しの空は、少し色がつき今日も暑くなりそうです。




630

足のマッサージ機、指で測る血中酸素の機械、心電図のシールが取り外され、少しずつ自由の身に、


朝ごはん早くこないかなー割り箸


お腹がぐーぐーなって私の胃も、食べ物を今か今かと取り込む準備万端です。


待ちに待った朝食は、もちろん完食ウシシ


でも、利き手の右手の甲には点滴の針が刺さったままになっており、手首を曲げると針のところが痛いんです。

いつ取ってもらえるのか聞いたところ、朝食が食べられない時には、栄養の点滴をするので朝食後に判断しますとの事。

箸が非常に持ちにくかったのですが、おかげでゆっくりでしか食べることが出来ず、本来なら空腹で、がっついて食べてしまいそうな所ですが、体のためには、ゆっくり食べてちょうどよかったのかもしれません。


お味噌汁の具は里芋、おかずは豆腐の炒め物、胃に優しく安心していただきましたお願い



でもこの時はまだ、しっかりと起き上がれず、腕も伸ばせないので、テーブルの上に縦にお盆を配膳されても直すことが出来ませんでした。





9:00

先生が来てくれて、傷口の確認とリンパ液が出るドレーンも取れることになりました。


「先生、ドレーン取る前に、見ても良いですか?」


テーブルの上の鏡を看護婦さんに手渡してもらい傷口を確認



脇に3センチくらいの横の傷、その下辺りから 8センチセンチくらい縦の傷、そのまた下にドレーンが1.5センチ位の長さが皮膚から出ています。



先生が


「ドレーン抜きますよ」


と言ってピンセットで、スルッと


抜いたドレーンは一瞬でしたが、7センチか8センチ位の長さだったかなと思います。


ドレーンが刺さっていた1センチも満たないくらいの横傷は、その日のうちにくっ付いてしまうそうです。


どれも傷口はまだ赤黒くなっていますが、横と縦の傷口は、細菌も水分も入り込まないように透明なフィルムが貼ってあります。


抜糸はせず自然となくなる糸だそうです。



思ったよりも、おっぱいは残っていて、正面から見ると傷口がわからないくらいでした!


たい子  「これなら温泉も入れますね!!」


看護婦さん「そうですね、腕を下ろしたらわからないくらいですよ」



痛いし病室だからできないけど、気分だけは


飛んで、跳ねて、ガッツポーズして




うれしーーー!




T先生すごっっっっ!!!


玉子1個分くらい切除したのに

おっぱいにぜんぜん穴空いてない!!


周りの肉を上手く寄せてくれたおかげでチョット大きさが変わったかな位で仕上がってました!


昼間も何度も看護婦さんが来てくれて傷口の確認をしてくれ、ドレーンの傷口も小さな絆創膏に変えてくれたし

手の甲の点滴の針も外し、手術着からパジャマへの着替えのお手伝いをしてくれました。


その時にタオルで体を拭いてくれて、スッキリと身軽になり、最後の尿管も外して晴れて自由の身に!



お手伝いしてくれながら、看護婦さんが、小さな声で、


「今日の朝、たい子さんのカルテを見ていたら、カメラマンって書いてあったので、ちょっと興味を持ちました、実は私もカメラが好きで、北海道出身なんですが、美瑛に行った時にセブンスターの木と星空と流れ星を奇跡的に撮影できて、カメラの虜になったんです!」


と、若くて可愛らしい看護婦さん



「どこかいい(写真スポット)所ありますか?」


と質問されたので


「富士山は撮りましたか?」


と聞いた所、まだとの事だったので




「河口湖や山中湖が綺麗ですよ!」


「富士山と湖に映った逆さ富士を撮影するには、太陽が昇る前の、少し薄暗い時間が風が止まって狙い目だよ」




と伝えると看護婦さんは


「なるほど、メモしていいですか!」



笑笑



少しの間でしたが、写真の話ができて楽しかったです。




術後初めて、ベットから降りる時に、歩けるかどうか看護婦さんに確認してもらいながら、



「まずは、その場で足踏み10回してください」


問題なくクリア


少し微熱があったので、元気な時に比べるとフワフワした感覚は少しあったのですが、部屋の中を3メートルくらい歩き


これも問題なしでした




今後の下着の選び方や、補正の仕方の講習があり、傷口に負担がかからないように少し下着に工夫した方が良いのかなということがわかりました。


自由に動ける分、傷口がパジャマと擦れると痛かったので、前でホックになっている着脱が楽なブラが病院1階の美容院に売っているとの事だったので、講習後すぐに買いに行きました。



そのブラはゆるーくフィットして快適でした。

洗い替えも入れて2枚を購入して¥6600でした。







美容院で支払いを済ませ、お釣りを貰おうかと言う瞬間、時間は15:35


(そういえば、今日はまだお風呂に入れないんだった!)


たい子  「すみません、シャンプーしたいんですが予約今日は空いてますか?」


美容師さん 「すみませんいっぱいです、16:00から予約が入ってしまっていて、明日の15時なら空いてます」


たい子   (あすかぁ、、今日洗いたいんだよなぁ)「、、、じゃあ、、、朝の15:00で予約お願いします、、、」


時計を見ると15:40


たい子  「すいません、頭乾かさなくて濡れたままでいいんで今からできますか?!」


美容師さん  「えっ、それでいいんですか?」


たい子    「良いです!」


美容師さん  「それならどうぞ」


と無理を言ってお願いできました!


シャンプー台に乗って、ちょうど良い湯加減でシャンプー



たい子    「あー気持ちいい、人にシャンプーしてもらうの大好き💕本当無理言ってすみませんでした、助かります」



美容師さん  「いえいえ、お客様が来るまでは大丈夫ですので」



シャンプー、リンス、頭皮マッサージ、ドライヤーを途中までかけていたらお客様来店



半乾きの状態でしたが、ノープロブレム上差し



ありがたいことにシャンプー代を少し割引してくれました。




夕飯も、美味しくいただき、その頃は夕日も綺麗で富士山も少し顔を出していましたよ。


今夜はぐっすりと眠れそうです。



右の白い建物の上辺りに富士山