増配率10%以上の株は、長期投資では非常に魅力的です。なぜなら、配当金が毎年10%ずつ増えていけば、複利の力で将来の受取配当が大きく膨らむからです。

例えば、現在の年間配当が1万円の株が毎年10%増配を続けた場合、10年後には約2万6千円、20年後には約6万7千円、30年後には約17万円まで増えます。最初は小さな差でも、時間が経つほど増配の威力は大きくなります。

特に魅力的なのは、増配率10%以上を5年、10年と継続している企業です。こうした会社は、単に配当を無理に増やしているのではなく、売上や利益、キャッシュフローそのものが成長している場合が多いからです。利益が増え、その一部を株主に還元する。この循環が続く企業は、株価上昇も期待できます。

一方で注意も必要です。1年だけ20%増配した企業より、毎年10〜15%を安定して続けている企業の方が長期投資では魅力的です。また、利益が伸びていないのに配当だけを増やしている会社は、いずれ増配が止まったり減配したりする可能性があります。

見るべきポイントは「増配率」だけではありません。利益成長率、配当性向、フリーキャッシュフロー、負債、今後の事業成長も重要です。

増配率10%以上、利益も10%以上成長、さらに株価も長期上昇している企業。この3つがそろえば、かなり強い「お宝候補」といえます。








Visa、Mastercard、Broadcom、Cintas、Applied Materialsのように、利益成長と増配を両立してきた企業はまさに注目したいタイプです。高配当株を買うだけでなく、「今は低配当でも将来大きく育つ配当」を狙う。これが増配株投資の大きな魅力です。