勝手に受け手が想像して、只事じゃないなっておもう時ありませんか。

先日、幕張で劇場の出番がありました。


舞台の袖で、出番を待って座ってると。
うちの相方が僕の前に立ち、思い悩んでこっちを見てるのです。


一回目が合って、何かを感じ取ったのですが、また舞台に目をそらしました。

たまたま、目があっただけかなと思い、そのまま舞台を見てるとまだ視線を感じるんです。

不思議に思い、相方の顔を見るとやっぱり困った顔してる。


ネタの変更でもしたいのか?
でも、ネタはラップネタしかないし。変えようがない。

それか、家庭のトラブルか?
こりゃー私に報告するということは、一つしかない。
離婚か?

離婚しました顔してるよな。

もし、子供が出来たなら笑みを浮かべてるはず。

こんな申し訳ない顔と困った顔をミックスされたら、良いことではない。

舞台の出番も始まるし。

今じゃないと行けないのか?

もし、離婚だとしたら、なんて返せば良いんだろう。

そ、そうか。って板付きに向かうのか。

それはそれで、笑ってしまう。

そのあと、相方がヒウィゴーと出てくるのだから笑


とりあえず、時間がないから聞こう。

私は立ち上がって聞きました。

「どうした?」


さぁー!聞くぞ!何が来るんだ。





高木
「実は、財布を家に忘れてしまって。2000円貸してくれないかな?



え?



え?






なんだこいつぅ~



顔と台詞が合ってないんだよ!

んで、舞台終わりでも良くない?


さすが笑ってしまいました。
完全にこっちが深刻と誤解してました。


18年目で初めての事でした