一つの事をやり続けてる人ってかっこいいですよね。
職人さん。
誰かが伝えないと
分からないこともあります。
この役の職人で、その世界ではレジェンドなんでしょう。
僕は、ラストサムライという映画で知って、今年お亡くなりになられた福本清三さん。
時代劇で、「5万回斬られた男」という斬られ役の達人。
名もない役をやられて、しっかり斬る役を立てる斬られ役。
ヒーローものでいうとショッカーですよ。
顔もでないし、誰か分からない。
でも、五万回斬られる。
ということは、太秦の世界ではもう知らない人はいなかったんでしょうね。
その福本さんが初めて主演した映画がありました。
アマゾンプライムで観賞。
この古き良き時代が残る太秦にも新しい風が入ってきて、ベテラン勢が引導を渡さざるおえない中、福本さん演じる香美山にもその風が向かってくる。
終始、言葉は多く語らず、表情や所作で心の声を聞かせてくれます。
これも斬られ役という身体で表現する事を続けたから出来る至難の技。
ほんとに斬られ方が美しかった。
70歳とは思えない身軽さ。
殺陣の早さ、
あと、色気もある。
そして、時代劇界のレジェンドが出てきます。
その方々が残す名言もグッときました。
私たちもラップネタをずっとやり続けてる身として、勇気付けられる作品。
今の仕事に不満や不安があるかたは、見てみてください。
誰かが見ていて、そこから繋がる仕事なんだなと改めて思います。