転職と面接
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コミュニケーション能力?

前回「コミュニケーション能力」って言葉を使いましたが、この言葉の定義って意外に難しいですねー。
普段の生活で「彼(彼女)はコミュニケーション能力がある」なんてあんまり使わないですしね。

でも感覚的には皆なんとなく分かってるんですよね。わかんない時は逆を考えれば良いのであって、「コミュニケーション能力が無い」って状態を考えれば分かりやすいですよ。

そう考えると普段の生活でも他人を測ってるんですよね。

「ウザイ」「サムイ」「場の空気を読めない」などなど。

要はこれって面接の場では「コミュニケーション能力が無い」という事になるんです。

でも自分の周りの人間のほとんどが「彼ってウザイよね」と太鼓判を押す人はいざ知らず、そうでない人までが「コミュニケーション能力が低い(高く無い)」という評価になってしまうから不思議。

これって面接というかなり非日常な場(応募者にしてみればどうしても立場が弱いと感じてしまう場)であるが故に起こってしまう事象なのかもしれませんが、見ている側からすれば「初対面の人間(自分)といかにうまく意思疎通(会話の成立)ができるか」を見てるので、考え方を変えれば「合コンでいかに初対面の異性に良く思われるか(話が弾むか)」とそんなに違わないんですよ。

ただ、「世代ギャップ」や「学生と社会人」という日本社会でかなり高いハードルがあるため、(というか、日本の学生は就職活動するまで身内以外の社会人と接する学生が極端に少ない)しょうがない現実かもしれませんな。

話が学生になってしまいましたが、学生の就職活動に昔っから多い「自分はリーダーシップがあります」というPRも、そもそも首をかしげます。
だって、普段同世代の友人に対しても言わないでしょ。言ってる奴聞いた事無いし。

友達と飲みながら「俺ってほんとリーダーシップあってさ」なんて言う奴はそれこそ仲間内から「ウザイ」とか「サムイ」と言われて終わりなんですよ。

合コン行っても「私ってモテるんだよね」なんて言われたら「へー、そうですか、ハイハイ」って感じになります。

「面接の場で緊張する事」と「普段の自分と違う自分を見せる事」は全然次元が違うものなんですよね。

そう考えると「いかに初対面の人に好かれるか(話が弾むか)」、って事がコミュニケーション能力の有無を測る定義になるんでしょうかね・・・。
もちろん、「話が弾む」ってのは「ウケる」ということと違いますよ。

面接の場に置き換えると、自分の考えをベラベラ話すだけとか相手の話を聞いてるだけ、ってのはありえないですよね。

面接で何を見られる?

前回面接の構成についてサラっと書きました。もう少し詳しく後日書きたいと思うんですが、今日は面接項目についてこれまたサラっと述べたいと思います。

さて、自分が採用担当になったとイメージして、「評価項目の一覧作ってよ」と上司に言われました。
皆さん、どれくらい項目出てきます?ブレインストーミングしてズラズラ出してもいいですが、必ず「面接時間内にその項目を判断できるか」「何を見極めようとしてその項目があるのか」を理由付けて考えてみてください。

何個くらい出るんでしょうか?

あと、「論理的だ」とか「コミュニケーション能力がある」なんて項目は必ず「何がどうなっていたらそう判断するか」って事を明記できなきゃダメです。

何でかって言うと上記の条件をしっかりしてないと、自分と自分以外の人間で判断がブレるじゃないですか。
Aさんは「彼はコミュニケーション能力がある」と判断してもBさんは「彼はコミュニケーション能力が無い」と判断したら意味が無いんですよ。

自分で少なくとも10~20くらいの項目を挙げてみて、それぞれの項目を自分に当てはめてみればおのずと自分が何をしなければならないか分かると思います。

しかし、これだけでは「さっぱりわからん!」という方も多いと思います。

ある程度のヒントが無ければわからないですよね。

日常でも人って相手を判断(評価)しますね。
あなたが評価している事は全て評価項目と思っても間違いないです。
見た目(全体)、顔、髪型だって見られます。話口調や声だって見られます。

もちろん重要なのは中身ですが、大きく分けて
①価値観(考え方)、②能力(経験・出来る事)、③伝え方(プレゼン・履歴書も)と思われます。

私事で恐縮ですが、数度の転職経歴のうち、過去2回は未経験職種への転職です。自分で言うのもなんですが、①と③がしっかり出来たからだと思います。

「何言ってんだい、能力、プレゼン、価値観の順でしょ」と思う方。
実は採用ってリスキーなんですよ。身辺調査(中にはやる企業もあります)をして入社させるわけではないので、犯罪者かどうかもわからん訳ですよ。

犯罪者じゃなくても、どういう人間かわからないんです。一緒に酒飲むまでは(笑)飲んでもわかんない人もいますし、飲んだらワケわからん人もいますが。

仮に能力、プレゼン、価値観の順番で人を採って、その人がまともな人(まともの定義はここでは捨象)じゃなかったら、社内政治とか人の足引っ張りとかが出来ちゃうんですよ。

皆さんだって仕事の能力が高くても嫌味な奴だったり鼻持ちならん人と仕事するのは嫌でしょ?

面接の構成

さて、今まで面接の話の前段階をつらつら書いてきましたが、書いてみて1つ1つが「無茶苦茶長い・・・」と気づきました。もうちょい短く書いていってもいいかもですね。

気を取り直して。皆さんいろんな企業を受けたり、これから受けられる事と思いますが、面接の段階っていろいろあるじゃないですか。

1次面接とか2次面接、SPIとかの筆記試験とか。筆記試験については本買って勉強してくださいとしか言いようがないのですが、面接について知るって事は本買って読んでも分からんですよね。

結論から言うと、それぞれの面接で見られるモノが違うんですね。当然面接で見られる項目っていうのはヒッジョーに多くて、ありとあらゆる所を見るんですよ。世間一般で「圧迫面接」なんてのがありますが、あれだってもともとは「機転が利くか」とか「ストレス耐性」とかの項目を図るものなんです。いじわるでやってる面接官もいるでしょうが、質問にはなんらかの意図がある訳ですよ。

また、1次面接の位置付けとか、どういう構成で面接をしていくか(面接を何回やるか、筆記試験をどこで行うかとか、2次の面接官を誰にするか等)、っていうのは各企業で当然違ってきますが、それぞれに意図がある訳です。

例えば1次面接で現場の人が出てくる場合は、内定後、その面接官が直属の上司になる可能性が高い(そうでない場合もありますが)訳で、その人との面接で落ちてしまうってことは、「一緒に働きたくない」とか「欲しい能力を持っていない」という事になるんです。1次面接で落ちてばっかりの人は非常に厳しい現実ですけど。

それに1次を通過させる、ということはその面接官は自分の上司や人事に対して「この応募者は~~だから通過させた」という説明が求められる訳です。
面接官を納得させ、かつ、その面接官に社内で自分を売り込んでもらわないと1次面接は通過しないんです。

「落とすのに理由は要らないが、通過させるには理由が必要」ってことです。

訪問時

前回、自分がどのように他人から見られているか意識するという事を書きましたが、それと面接がどのように絡むのか書いていきましょう。

僕は地方出身なので、東京に出てきて道が分からずに、道行く人に道を聞いても、ほとんどの人が無視して過ぎ去っていきました。
「これが東京砂漠か・・・。ふっ。」と目頭が熱くなりましたが、皆さんはそういった経験ありませんか?

これって別に道を教えたくないのではなく、ヘンな勧誘だったり手相占いだったらめんどくせーなー、という理由で通り過ぎているだけの人がほとんどなんですよね。(急いでいるせいで無視する人もいますが)

自分が道を聞かれる立場だったらいかにも怪しい人の「あのー、すいません・・・」って言葉に立ち止まったりしないですよね。

こんな状況を打破してきちんと道を教えてもらうにはどうしたらいいか、って考えて、ちょっと行動を変えると結果が見違えるほど変わってくるんですよ。

さわやかにはっきりした声で「道を聞きたいんですが」とさらっと聞くとほとんどの人が立ち止まって道を教えてくれます。

なんでこんな話をしたかと言うと、実際に企業に行って面接を受けるじゃないですか?大抵の企業は、面接官の前のワンクッション(受付の人とか女子社員だったり)があるんですね。

そういった人が面接の合否を決める訳では決してありませんが、その社員からも応募者は確実に見られている訳です。案外優しい顔で出迎えてくれた女性社員が、面接会場にあなたを通した後、面接官の所に「○○さんが来ました」とか「××室にお通ししておきました」なんて報告に来るんですよ。

その時に聞かれもしないのに「なんか暗い人でしたよ」とか「見るからにダメそう」とか好き勝手言ってたりする訳です。

第一印象という評価項目もあったため、僕が会う前にそういった話をする女性社員を怒ったこともありましたが、女性の感覚で「~そう」とか「~な感じ」という見方も意外に当たっているもんです。

でもそういった前評判を聞いた後では、面接に向かうこちらの足取りも重くなるのです。本当に根暗だったり、ダメな場合は面接をしている間に分かりますが、何も最初からマイナススタートをする必要は無いはずです。

少なくとも明るく、はきはきと適度な笑顔で会社の門をくぐらないと、その後の面接官に与える印象も変わってくるのです。

道を聞いた場合と同様に、「ああ、この人なら良さそう(大丈夫そう)」と最低限思わせないと、その後の対応が変わってしまうのです。

見られている事を意識する

話は全く変わりますが、新しい服を着て会社に行ったり街へ出たりする時、普段となんとなく意識が違うと思いませんか?誰かの視線を気にしたり、何か(大概は誉めてくれる言葉)を意識したり、時には「誰か気づいて何か言ってきてくれないかなー」などと考えませんか?
(別に服じゃなくていいですよ。髪型を変えたり、小物を変えたりでもいいのです)

賛同してくれない人はしょうがないとして、賛同してくれた方、ありがとうございます。

確かに普段と違った自分でいる時(中身は変わって無くてもね)、なぜか人間って他人の目を気にしてますよね。

質問です。本当の普段のあなたはどれだけ他人の目を意識して日々過ごしているでしょうか。

そこを意識しないで、非日常の面接という場で普段より自分を良く見せる(魅せる)というのは至極難しいのです。

会社でも通勤途中の電車の中でも、朝からやる気の無い人とかってみかけませんか?そんな人を見てやる気なんてでませんよね。逆に不快になりませんか?
電車が信号機故障で妙に長い時間止まったままだったりして、あからさまにイライラしてる人を見かけた事は無いでしょうか?
舌打ちをしたり鼻息が大きくなったり、まるで自分だけがイライラしているように振舞う人がいます。

イライラしてんのはおめぇだけじゃねえよ!という感じなのですが、当の本人は自分のとった行動が他人にどういう影響を及ぼすかわからないのです。
(中には知っててそういう行動を取る子供っぽい人もいますが)

こういう意識の無い(低い)人は当然面接でも失敗しますね。

だって、自分の言動を客観的に見れないんだから。

次回、この話を面接に置き換えて書いていきます。

派遣社員の面接

前回は企業が人材紹介会社を利用するメリットを主に書きました。

今回は少しだけ面接についてのお話をしたいと思います。私は中途採用の面接と派遣社員(女性)の面接を経験しましたが、この二つは面接をする側もされる側も全くやり方が異なります。中途(正社員)で面接を受ける場合は基本的に面接を受ける側は1名です。もちろんグループで面接を受ける場合もあるでしょうが、基本的には1~3名の面接官に対し、応募者は1名です。

しかし派遣社員の場合は面接者の所属が派遣会社に帰属するため(給料が派遣会社から支給されるため)、派遣元(派遣会社)の社員と一緒に面接を受けます。(法律でそうなってるようですが)

面接という場は言うまでもなく非日常な場です。しかも約1時間(場合によっては30分など)で面接官は応募者を見極めなければなりません。
応募者は応募者で、限られた時間で精一杯自分を表現しなければなりません。

中途の面接については後日述べるとして、今日は派遣社員の面接について書きます。

はっきり言って私は派遣社員の面接は苦手です。事務系の多くの女性を面接しましたが、よっぽどアクセスやエクセルを多用する部署の方なら最低限必要な能力で判断基準を持つ事が出来ますが、一般事務となるとまるでその個人の良さというのが面接で見れないのです。

最大の原因は面接に同行する派遣会社の社員のせいではないかと思います。

面接官と面接を受けるだけでもストレスが溜まると思いますが、派遣元の社員まで横にいたのでは、本来の自分らしさみたいなものが出しずらいと思います。

応募者本人もあまり面接慣れしていないという原因もあるのでしょうが、何か質問をしても適当に受け答えをしているように見受けられます。
もちろんしっかりした方だって数多くいるはずなのですが、私の経験上、「こうした事ができます」という自信や経験もなく、「こうした事がしてみたい」という事も無い方が非常に多いです。

最後に(既に落とす意思は固まっているのですが)、「何か質問はありますか?」と聞いても笑顔で「はい、大丈夫です(質問はありません)」と答える方が多いです。こちらとしては「ホントに大丈夫かよ?」と思ってペケを付けるのですが。。。

たまに質問があっても「制服は支給されるのでしょうか?」という質問があったりというレベルです。私が面接をする立場で最後に「御社に入社したら、スーツは支給されるのですか?」と質問するのと同じです。

これではきちんと仕事をします、と思われなくても仕方が無いと思うのですが。。。

2005-01-15

企業が転職サイトには募集を掲載せずに、人材紹介会社(転職コンサルタント)を利用するメリットとしては、まず、1次面接を代行しているからです。

前回書いたように、多数の応募者をweb上の履歴書を読んで、良さそうな人材だな、と思って面接に呼んでも本当に良い人材(少なくとも2次面接に通過させる人材)は数十人に1人いるかいないか、です。この数字に関しては、その企業の知名度や多くの要素が絡み、要するに人気企業になればなるほど比率は少なくなります。それこそ数百人、数千人に1人という割合の採用を行わざるを得ない企業もあるでしょう。

費用(むしろ時間)対効果を考えると、人材バンク的な要素を持つ人材紹介会社で「この人は採用されるだろう」とお墨付きをもらった人の中から面接をした方がはるかに効果は高いのです。

紹介会社としても、「この人はお勧めですよ」と言って紹介した人材が「全然良くなかったよ!」なんて企業から怒られたくない訳ですから、必死こいて良い人材を紹介し続ける訳です。牽制が働くんです。

例えて言うなら、合コンで「今日は可愛い子がくるよ(イケメンがくるよ)」と言って友人を誘っても、後から「全然かわいくねーじゃん!(イケてないじゃん!)」と言われるとその人の信用が下がるのと一緒です。

話がそれましたが・・・。

もちろんこれだけでなく、他にも理由はあります。

企業が人材募集をかける時、転職サイトに載せたり、人材紹介会社を利用したり、ヘッドハンターを使ったり、一本釣りをしたりといろいろな方法がありますが、転職サイトを使う場合は1つだけ他の方法と決定的な違いがあります。

それは「その企業がどのポジション・職種で人材の募集をしているかが公になってもいい場合」しかありません。

基本的に人事の話ってのは社外秘であり、社内では部外秘です。

難しい人事の話をここでする気はありませんが、人を採用するというのは
欠員補充であったり、人員不足であったり、事業(業容)拡大であったり、と他から見てなんらかの推測が及びやすい分野です。

特に中途採用については、入社させて育てる、という面よりも今現在その企業にない能力(即戦力)を求める傾向が強いため、例えば無名のベンチャー企業で経理・財務責任者を採用しだしたり、証券会社の人間を採用したりという行動を採ると、「上場準備に取り掛かったか?」なんて思われる(当たっているかどうかは別にして)訳です。

転職サイトに人材募集を載せている企業というのは、例えば競合企業にも
「あそこは営業マンを○○人募集している。何か新規事業でもやる気か?」と思われても良い企業、という事になるのです。

よく「業績好調につき、大量募集」なんて書いている企業がありますが、こういう企業は他からどう思われても、人手が足りなくて嬉しい悲鳴をあげている企業なんです。(もちろん、業績好調が本当の事かもわからないし、本当に嬉しい時に悲鳴をあげる人も滅多にいません)

まとめると、①費用(時間)対効果を高める事と②秘密裏に人材採用を進める事、の2点が採用する企業のメリットと言えるでしょう。

2005-1-13

今まで経験してきた業務を要約して見やすく、分かりやすく書く事は簡単な事ではないですが、何度か書いてみて他の誰かに見てもらえば、訴求力は飛躍的に伸びるはずです。ブログで書き方を伝授してもしょうがないし、自分でもそんなに良い履歴書を書いていたかと言えばそうでもないので、ここでは次の段階に進みたいと思います。

転職サイトに登録して、興味のある企業に応募し、自分の経歴に興味を持ってくれる企業からのスカウトを待つ・・・。

ちょっと待った!。前々回にも書きましたが、転職コンサルタント(人材紹介会社)に会ったほうが絶対に良いのです!有名なところではリクルートエイブリックとかインテリジェンスとかがありますが、私もこの2社にはお世話になりました。お世話になった恩返しにちゃんと売上で貢献しました。エッヘン。

補足ですが、人材紹介会社はどうやって利益をあげてるかと言うと、人材を募集している企業に紹介した人材が入社して初めて利益を得るのです。金額は概ね紹介した人材の予定年収の30%です。(それ以外にもありますが)

例えば私が○△社という人材紹介会社を経由して□×商事という会社に年収500万円という条件で入社したら、□×商事は○△社に150万円を支払う、ということになります。まぁ、入社して○ヶ月で会社を辞めたら××%を返還します、というような契約も結んでいます。要は成功報酬型を採っているんですね。

ではなぜ、そんな高いお金を払ってまでも企業は人材紹介会社を使うのでしょうか?

続く。

2005-01-12

今日の驚き「ローソンのおにぎり屋のすじこが妙にウマイ!」
次回も今日の驚きがあるとは限らない・・・。

えー、転職活動を始める際の行動で、「転職サイトには必ず登録する」って事を書きましたが、いざ本気で登録するとなると案外面倒くさいんです。
名前とか住所とかはいーんですが、履歴書を載せなきゃならない。しかもこれ、ちゃんと書いておかないと企業の採用担当者から見られちゃうんですね。

あまりに書き方がヘタクソだと目にも触れません。というか、面白すぎると逆に目にとまります。それを通り越すと人事部内で笑いのタネになります。

過去にかなり面白い応募者の方がいて、学生時代のアルバイトのまま卒業後に旅館で勤務してた人がいます。それ自体悪い事ではないのですが、主な業務内容の欄に「布団の上げ下げ」と書いてました。その人は面接にも呼ばれないのに私のいた企業(人事担当内)では知らない人はいない、というまでの存在感を出してました。

話は変わりますが、大手転職サイトに人材募集をかけている企業は、その転職サイトの管理画面が見れるようになっています。応募してきた人だけ見てるかと言えばそうではなく、いわゆる「スカウト」を行うためです。ですので極端に言えば、転職サイトに登録してある応募者を全員見る事が可能です。

当然、自社に応募して来るまでは個人の氏名や住所、連絡先などは***で表示されるので、見れる個所といったら応募者が書いた履歴書しかありません。何十万人と登録している転職希望者の中から「年齢」で範囲を限定し、「経験職種」で限定し、今後の希望職種なんかで人数を絞ってから全員の履歴書をババババっと見て、「お、これはいいんじゃない?」という人をピックアップするのです。

想像してもらえばわかると思いますが、採用する立場で、日々多くの応募者ならびにスカウト候補の履歴書を見なきゃいけないので、一人一人に多くの時間なんかかけてられません。スクロールと同じ速度でツラツラと眺めていくだけです。

履歴書の上手な書き方は転職サイトなりコンサルタントに相談するとして、採用担当は履歴書のどこを見て「お!」と思うかと言うと・・・。

まず「企業名(現職・前職問わず)」。これは別に大手だとか、優良企業じゃなくてもいいんです。例えば、もんのすごく営業がキッツいと悪評の高い企業があったとします。そこで営業を3年やってました、というだけで「根性あるな」と思われるのです。しかも営業成績が良かったりしたら相当なめっけもんです。逆にそういう企業で勤めて数ヶ月で辞めてたりしたらなんにもなりませんが。。。
後は採用する企業と競合関係や提携関係にあるような企業。規模の大小は関係なく、嫌がおうにも気になります。

その次に何を見るかと言えば、こっちのほうが重要ですが、経験してきた業務ですね。ここは是非きちんと書いてもらいたいもんです。

2005-01-10

転職を考えている方のために。企業人事で採用経験を持つ社会人です。自身もこれまで4度の転職を経験してます。最初は誰でも知ってる大手企業でした。その次はベンチャー、またその次はベンチャー。今いる企業もベンチャー企業です。

今までいろんな企業の面接を受けて、数社に入社し、実際に自分が採用(面接)担当をするようになって分かった事が1つ。「入ってみなけりゃその企業の事はわからない」ってことです。当り前の事ですが、案外分かってる人が少ない。

ということで、間違った転職活動、間違った面接をしないような指針を書いていきたいと思っております。少なくとも1次・2次面接で落ちないようにするための方法論を書いてみたいと思います。

まず転職を考えるときに皆さんはどんな行動を起こすでしょうか?
転職サイトに登録する、転職斡旋企業に登録する、転職コンサルタントと会う、などあると思いますが、
①必ず転職サイトには登録する
②転職斡旋企業に登録し、転職コンサルタントと会う
事は必ずしたほうが良いです。
①にはそんなに抵抗を感じない方も多いのですが、②になると途端に腰が引けてしまう方が多いように感じます。
理由としては、平日就業後に会いに行く暇が無い、土日の休みに会いに行くのが面倒くさい、今の企業に勤めてキャリアらしいキャリアが無い、転職は蚊投げてはいるけど、今はまだ転職するつもりが無い、などなど。

このあたりの悩み・解決法を詳しくこれから書いていこうと思っています。