「人がよかったから」入社を決めたという理由が多すぎる件について | 就活女子応援☆今日からできる面接対策!

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「この会社を選んだ決め手を先輩に聞くと、みーんな
”人が良かったから”と言うんです。それじゃあ差が分かりません。」
というお困りごとをよく聞きます。これ、本当によくある話です。
OB訪問をしても、社員座談会に出ても「決め手は人」以上の情報が
出てこない会社はたくさんあります。

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だから当然、就活生だって同じような答えになります。
「あなたの会社選びの基準に合った会社から複数内定が出たら
最終的には何を決め手にしますか?」と聞いたら
就活生だって「人です。」という答えが返ってくる人が多いです。
感覚的に、伝えきれていない感覚はあるけど
どんな伝え方をしたらいいのかわからないという人もいます。

人で選んではいけないという訳ではありません。
むしろ毎日顔を突き合わせるのですから、欠かせない要素でしょう。
しかし「人がいい」という表現はいつも聞く側に
何となくわかったようで、よくわからないモヤっとした感じを与えます。

会社選びの基準としての「人がいい」という言葉を
修正していく方向を考えてみると、
この感覚は以下のどちらかまたどちらも満たしている時に
感じるものだと思います。

・私に合う、話しやすい人達だったから

・私が魅力的に感じる人達だったから

あくまで客観的な偏差値ではなくて、それは主観的な感覚です。
だから、自分がいいと思っても、聞き手が同じようにいいと感じるかは
わからないのです。

そこで、客観的に情報を伝えるためには、
人についての形容詞や具体的な行動事実、情報を補足するという
心がけをするとわかりやすくなります。

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人が良かったから=

社員の方の話や選考を通じて、誠実さが伝わってきたから。
私も人と関わる時に大切にしてきたことなので、合うと思った。

一人一人が教育という仕事に情熱を持っていて、
今後の目標をはっきりと語る姿に尊敬した。
私も、この会社の方たちのように情熱を注ぎたいと思った。

ユーモアがあって個性的な社員の方々で憧れた。
クリエイティブな感性が大切な事業をしているので、
こんなメンバーが集まっている会社は本物だと思った。

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こんな風にいろいろと伝え方があるはずです。
どれも、その人にとっては「人がいい」でまとめられてしまいますが
全然違いますよね?

私は心理学や生物学が専門ではありませんが
人の行動は無意識で、感覚的・生理的に「いい」「やだ」を
決めていて、いちいち頭で論理的に考えていないでしょう。
理由は後付けということも多いと思います。

でも、人に理解されるように伝えるためには
その感覚を言葉で表現するシーンもある、ということです。
就活生も、選考に関わる社員の方たちも聞き手に親切なコミュニケーションを
心がけてみてはどうでしょうか。
その方が、会社の魅力や、あなたの価値観がよく伝わりますよ。

もし聞き手の側から相手の話を引き出すとしたら、
「人がいい、というのは具体的にはどんな人達だと感じられたのですか?」
「○○さんが気が合うと感じる、魅力的に感じるのはどんな人達ですか?」
という質問をしてみましょう。何かキーワードが出てくるはず。

コミュニケーションの機会がますます増えてきています。
一歩踏み込んでお互いの理解を深めていきましょうね。


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