とっても久しぶりなブログ更新w

ちょっとした小ネタです
ある方が「PC用アケコンが欲しい」なんてことを言っていたので
超激安で簡易的なコントローラを作ろうという運びとなったのですが材料がない

なのでやることと言えばハードオフ巡りから開始
近所を数件回ったけど良さそうなモノがなかったので行ったことがない店舗へ行ってみた
するといきなり見つけたジョイスティックコントローラ、現代風に言えばアケコン
箱付きで550円の プレイステーション専用プログラマブル・ジョイスティック という商品を発見

パっと見ても綺麗だしボタンは2個ほど押したら戻ってこないけど簡単に直りそうなので即決


持ち帰って早速クリーニングしながらの分解を開始

ちなみに今回は回路は作成せずに既存のエレコムパッド(110円)から線を繋げるだけ

こちらは汚かったので購入早々に外殻は即捨てしたのでこんな状態
仕様は十字キーと10ボタンに加え対象ボタンを押したままターボボタンを押すと連射設定になり
同様にクリアボタンを押せば解除されるというおまけ機能付き
せっかくなのでこの連射機能(簡易連射で遅いし速度も固定)も生かすことに


んで裏蓋の鉄板を外すとなんとビックリ!!

レバーが三和だああ!

まてよ550円で三和ならお買い得すぎるしこの個体は無駄に綺麗だし人にあげるにはもったいない
って本気で思いましたw

次に同じのを見つけたらきっとまた買ってしまうなぁ

レバーの状態はとても良好なのですがボタンがいまいちです

とりあえず押したら戻ってこないボタンが2個あるのでそれの手入れから
それにしてもプログラマブルだけあって基板が豪華(使わないけど)


まずボタン側のスライド面を#800耐水ペーパーで研いでおきました

多少ですが製造でのバリがあるし引っかかり解消のと滑りをなるべく良くしたかったので

そしてダメなのがスイッチ側

戻りが悪いのでブレーキクリーナーを吹き入れて洗浄
乾燥後にシリコンスプレーを噴霧しておきました
これでスイッチは戻りも復活して本来の状態に戻りました

ですがこのボタンは根本的にデキが悪いですねぇ
どうしてもボタンの端を押すと引っかかりがあってフィーリングが悪い
ボタンの中心をしっかり押せば大丈夫だけどちょっと固いし出来ればボタン交換したいですね
正直ボタンさえ変更してしまえばかなり優れたコントローラに変貌します


エレコムパッド側はこんな感じで配線しました(この画像からさらに2本追加します)

黒色被膜ではなく地金むき出しなのでそのままハンダ付け可能
逆に言うとこのタイプのパッドは酸化しやすくすぐに各キーの効きが悪くなりがちです
安物だし性能も低いのでこんなもんなのでしょう

あとはもうただわちゃわちゃとひたすら配線していくだけです

先に回路基板の位置を決めてしまってそこから配線を1本ずつ長さを決めてカットしてから
ハンダ付けしていきます

パッド側の仕様で一部マトリクス配線になっていて十字キー側とターボ・クリアがそれでした

なのでジョイスティックレバー基板のGND側を2か所パターンカットしてその仕様に合わせてます

パッドのLEDは接続だけではなくターボ状態のインジケーターとしても使われているため
活かして配線してありしっかり機能します


配線をまとめるとこんな感じ

そして男は黙ってホットボンド
全ての固定をホットボンドに任せました


一体いつから使われていなかったであろう古いコントローラをお手軽リメイクで現役復活させました
性能面で低い部分もありますしボタンも微妙ですが一応しっかり使うことができます
無事に初代プレステ端子からUSB端子へ変更されました
全作業所要時間は4時間少々ってところですね

現代のコンシューマー機コントローラの主流はパッドタイプですが
シューティングや格闘ゲームなんかはやっぱりジョイスティックで遊ぶと全然楽しい
ジョイスティックなんて古くからほとんど進化していないので
古いものでもインターフェースさえ変更してあげればまた現役として再始動できるのがいいですね