みんな大好き光線銃LightGun
PCでゲームやエミュレータを楽しむ際にガンシューティングゲーム用コントローラーとして
マウスを使用するのではなくガン形状のガンコントローラーで遊びたい

一応パソコン用として動作するガンコンは売られていますが信じられないほど高価で
軽い気持ちで購入できるような値段では売られていませんってゆうか買えませんw
ブラウン管から薄型ディスプレイへと時代は移行したわけですが
その際に置き去りにされてしまった感のあるデバイスな気がします

そこでどうにかならないものかと調べていたらどうやらwiiリモコンがマウスとして動作するらしい
なんてことが目に止まり適当に調べてみたらなるほどこれならイケそうだと踏んだわけです
それであればムッチャ安価に作ることが可能ですしワイヤレスだし最高じゃん!って感じ
(接続はbluetoothです)

早速ジャンクで買ってきて動かしてみたものの…割と大変w
日本語情報が少なくソフト関係と設定関係で苦戦しましたがどうにか快適に楽しむまでに至りました
もちろん既に同じことをされてる人はたくさんいるのですが
どうしても細かい情報まで得られず試行錯誤を繰り返す羽目となりました



そして構想ではwiiリモコンをガンコントローラーに埋め込んでやろうと考えていたものの
実際はwiiリモコン基板が結構大きくてそれを収めるだけのスペースがあるガンコンが見つからず
四苦八苦した挙句諦めるという結果となりました

ですがwii純正のガンコンアダプターみたいなので妥協すりゃいいじゃんってことで
もうそれ使って遊ぼうということで完結です見た目微妙だけど


必要品は主に3個で1個110円だったので合計330円でした
・wiiリモコン
・wiiセンサーバー
・ガンコンアダプター (Wii ザッパー)


Wii ザッパーは複数あるwii用ガンコンアダプターの中で一番ヘボい見た目なやつです
でも雰囲気は大事で実際遊んでみるとやっぱりあった方がいいとは思います
ジャンク110円だとこれしかなかったのでこれ買いました
ちなみに購入時はごっそり手垢や液体の固着汚れで悲惨な状態でしたが
買ってくるなりいきなり手袋してアルカリ洗剤とブラシで丸洗い
元々若干の破損がありますが気にならない程度です
それを踏まえてもかなり綺麗になりました


これらに加えてセンサーバー用の電源が必要になりますがいくつか方法があります
センサーバーは7.5V程度で動作するようなのですが

①中の赤外線LEDを間引いて5V動作にしてUSB給電
②USB昇圧回路を作成し7.5Vを作りUSB給電
③乾電池やACアダプターで外部電源

性能と利便性から②で決定
ここで昇圧回路で高い金を払ったのでは全く間抜けな行為になってしまうので
当然の自作ってことになります
で、調べてみると驚くことにセリアに売ってるらしいw
で、それは何かってゆうとクルマのシガーソケットからUSB電源を作る降圧回路を使うそうな
で、よくよく考えたらそんなの家にたくさん転がってるわけで
で、結局のところダタで作れるってゆうか元から持ってたらしいw

こんなラッキーなことはそうそうないのですぐに製作開始となったものの
一発で簡単にとはいかないのがチンパン


これは手持ちのシガー降圧電源を集めたものですがもっとたくさん所持しています
こうゆうのってカーナビやドライブレコーダーなんかに必ず付属しているけど
あまり使わないので放置していることが多いですね
しかも中身は大概同じものっぽいです

内部に34063というDCDCコンバータが使用されている回路であれば組み替えてあげることで
降圧回路から昇圧回路へ変更が可能ということです


開封するとこのようになっています
14vを5vにする回路ですがこれを組みなおして5vを7.5vにする回路へ変更します


ちゃちゃっと部品を外します
条件によっては追加部品なしで昇圧回路となるようですが
今回の場合はごく数点部品を入れ替える結果となっています


そして参考になるサイトの通りに組み替えてブレッドボードでテストするのですが
ぜーんぜんうまくいきません
やっとのことで色々変更を重ねて7.5vが出ている画像ですが実はダメです
この時点で気づかなかったのですがダイオードを間違えて付けていてコンデンサが発熱しています
抵抗値にも敏感すぎてとても実用には耐えない状況です


日を跨ぎ何度もリトライしてやっと納得いく結果を得ました
どうにもうまくいかないので結局ゼロからやり直していったのが良かったかも


詳しい人からしたら突っ込みどころ満載の実装回路図です
一応動くようですw
右下の抵抗は3kオームがなかったので1kと2kを並列にしてます
この回路の場合だとVRは微調整程度となります


ユニバーサル基板に実装しました
元の降圧回路よりも小さく作ることができ満足ですね

追加や交換部品は半固定抵抗と抵抗とコンデンサだけです
USBは手持ちのジャンクからマイクロUSBメス端子を繋げておきました


センサーバーに付いている端子を切断し作った回路に直結します
2芯の電源ラインはプラスマイナスが不明ですがセンサーバー本体を分解すると簡単に判明します
回路を適当なケースに入れてセンサーバーのUSB化が完了となります


赤外線LEDの確認はデジタル系のカメラ越しに確認できます
LEDの間引きはやっていませんので安定動作が見込めそうですが
太陽光が多い場合は誤作動を起こしやすいようなので注意しましょう


これで機器は整いました
bluetooth機能がない場合はamazonで売っている500円送料無料程度ので十分動作します
レスポンスも申し分なく快適に動作するはずです
何もなく全て買っても1000円程でワイヤレスなガンコントローラーが楽しめます

現在このコントローラーでPCゲーム、MAME、FB-neo、NESといったものを遊んでいて
どの光線銃タイトルも楽しめています
これらは通常の場合は操作をマウスに割り当てていることが多いのですが
マウスで簡易操作しても雰囲気を味わえない
何といっても光線銃ゲームは光線銃コントローラが一番楽しいと思います

次は割とよくわからん設定編につづきます