I LOVE スーファミ and ファミコン!
スーパーファミコンパッドは個人的に気に入っていて
USB化して使っています

これはこれで便利だし今後も使い続けることでしょう



そしてそれとは別にスーファミDPP(Direct Pad Pro)が
棚を占拠しているのを思い出しました
DPPは各PCに内蔵して普段も使っていますがそれはプレステDPPです
なのでスーファミDPPは作ったものの全く出番がなかった

置いてあるだけで使わず邪魔なので以前から捨てるかどうか悩んでたところです
でUSBへモデファイとなるわけですが

先にこの部分をまとめると
・DPPはプレステを使うのでSNESは出番がない
・SNESだとボタン数が少なくアナログもないから出番が少ない
・DPP自体もx64ドライバがないので今後出番は減る一方
・SNES用USBコンバーターの性能が非常に優れいている
・お安く作れそう

かといってまたSNES DPPが欲しくなったら300円もあれば
簡単に作れますしね



raphnet.netのコンバーターをブレッドボードで試すと
これが超高性能でレスポンスも不満なくそれでいて4コンをUSB1本で
コントロールできるのでスーファミDPPを再改造してUSBマルチタップ化と
シャレオツにしてやろうという計画としました

しかしそれだけじゃ普通すぎるのでオマケでパチファミパッドも2Pまで
接続できるようにします
そのためにパチファミを108円で買ってきました
でもコントローラレスです
それに加えてスーファミも端子が2P分しかないので追加でスーファミ本体108円も
1台買ってきました



パチファミはこの端子以外全部廃棄します
ですがこの端子自体割と粗悪な作りなので普通にD-SUBオス端子の付いた何かを
108円ジャンクで探したほうが絶対良かったですね

ただ最近はRS232Cケーブルや切り替え器の類が全然売ってません
ジャンクコーナーからめっきり減ったRS232Cを探すよりも
面倒な手間を省いてパチファミを買ってしまったという感じです



ってことで追加投資216円で揃えた部品を配置してみました
不要になった某コントローラー用プラケースがあったので
それに入れてみるためのレイアウトです
プラケースの元の姿は写真撮り忘れ



レイアウトが決まったので割り箸を用いてホットボンドで仮固定



表面はこんな状態です
この後パテ成型し面出ししていくのでパチファミ端子はマスキング済み
マスキングに加えて離型処理のアルミテープも貼ってあります



すっかりケース側の画像撮影を忘れて何もないですがくり抜いてから
端子側の両端をそれに合わせ切断し樹脂パテで固定した後に
ケース側へ固定し更にパテ成型で面出ししています
画像はパテ成型の7割を終えた程度な状態です
ケースはABS樹脂なのでちょっと神経質な面出しになりますが
あまり深追いせずにある程度の妥協点を見つけて成型は終了します



サフェーサー代わりに古くなったシルバー缶スプレーで塗って粗チェック
表面のゴツゴツした質感はこの塗装で出したものでワザとやってます



端子をケースに収めたところです
下側に見える端子もですが特に上側にある端子の上端部分は
基板を良く見て頂くとわかる通り結構微妙な削り込みをしてます
簡単に収まった訳ではなく削ってはチェックしを何度も繰り返して
どうにかやっと収まったっていう状態です



表面から見るとご覧の状態で狙い通りです
表面は真平らじゃないです
というのもスーファミ端子は本体上下方向に向かってアールが付いており
そのラインに合わせて成型しているので
微妙な波形状になっています
まぁぱっと見は分からないですけどね
この状態でパーティングライン的なのや小傷も見えますが
そんなのは気にしない方向で



基板をエッチングしました
しかしこれが超大変な事態となってしまいました

中華で買った超激安両面銅箔基板が無茶苦茶硬く石のようです
Pカッターでカットなんて不可能で切断砥石じゃないと切れません
鉄鋼用08mmドリルは穴を数十個開けると切れなくなり折れます
当然ながら穴あけはボール盤で作業しますが
ピンバイスを試したら1つ穴あけに30分経っても開かず諦めです

鉄鋼用じゃなく超硬ドリルを購入しないといけません

500円で150mmx100mm両面基板が5枚もあって1枚余計に入ってて
クッソ安いんですが使いづらくて仕方がないです



部品実装と配線をちゃちゃっと済ませテスト中です
クリスタルが在庫切れでテスト用に使っていたものを実装
これはジャンクから剥ぎ取った表面実装用水晶にピンをハンダ付けし
接着補強したものだったので使いたくなかったのですが
無い物は仕方がないので搭載してしまいました
ちょっと強度的に(振動などに)不安が残る部分です

あと無駄にLEDが3個も光っていますが全部見えなくなりますw
なのでこのテスト中にこそ威力を発揮するLEDであり
これ以降は不要なLEDとなりますが手間だし外さずこのままです



この基板に使われている樹脂や接着剤が強固すぎるのか
1箇所エッチング不良でショートがあり最初動作しなかったので
発見までは焦りました
もちろんエッチング後にショートチェックしていますが
どうやら見落としがあったようで反省です



何とかかんとかやっとの思いでケース内に全て収まった図です
配線材はDPPで使用していたパラレルケーブルをリサイクル
USB端子も本当にギリギリの位置で付いていてケースの外側に
少し飛び出るかたちでしか付きませんでした
ちょっと残念な部分です



完成フォト



また余っていた缶スプレーで塗ってしまったのでこの色です
でもちょっとファミコンカラーっぽいかもしれない
にしてもこれじゃどこが1P端子なのか分からない気がする



おまけのパチファミ端子は1Pと2Pとなっており
特に切り替えスイッチなどはつけていませんので
スーファミコントローラor色々コントローラといった具合に
どちらでも使えるようにしてます

このD-SUB9pinは汎用性が高いことが重要でパチファミだけじゃなく
通常の拡張ファミコンコントローラーをアダプターを介して接続したりでき
要は扱いやすい信号取り出し端子ってとこでしょうか
こういった端子を設けておけばファミコン系スーファミ系何でも簡単に
接続できて使用可能というのが大きな目的です



USB端子を設けてあるのでこの状態で保管できるので便利です
USBはtypeBでこの手の工作物には最高の選択肢

本当はマルチタップが欲しかったけどジャンクで見つかりませんでした
ですが本体端子を利用したことでコンパクトに作ることができ
パチファミ端子も追加できたので良かったですね
性能にも大満足

今回手持ちの物が多かったのでかかった金額は216円ですが
ゼロから作ったとしても1000円あれば十分ですし
もしAVRライターがなくてもプラス100円でライター作ればいいです



画像はwindows7のゲームコントローラーです
上下左右8ボタンが4Pで認識されます
HIDでwindowsXPでもwindows10でも普通に使えます