今日はピアノレッスンでした
ショパンのバラード4番
またまた目からウロコレッスン
次回はシューマンの幻想曲とラヴェルのソナチネを持っていく予定。
本当はラヴェルの鏡が弾きたいんだけど、
オンディーヌを8年くらい前？に弾いて以来、
全くラヴェル弾いてないから慣らしにソナチネ
音楽って言語と同じで、
す〜っと入ってくる作曲家もいれば（ベートーヴェン、モーツァルト、ショパンなど）
初めて弾く時は慣れるまで時間がかかる作曲家もいる。
ずっと話してないと言語の音や感覚を忘れるのと一緒で、
しばらく弾いてないと感覚がわからないんだよね〜。
さて。
波動が上がるとピアノは上達します
本当にね、自分の波動が上がる度に、
ピアノがどんどん上達するの
初見は以前よりずっと早いし、
譜面を読む力も、表現する力も、
自然についている。
1年以上レッスンに行ってなかったのに、
行ってたときよりずっと弾けるようになってるから、
今日もバラード4番弾いたら先生びっくりしてた。
『すごく良かったよ〜
』
って言ってくれて、
私の勘違いや独りよがりじゃないんだな〜と実感
先生優しいけど、
弾けてない時は一切褒めないし（笑）
細かい直しは容赦ないからね！
実は、私の生徒さんでも同じことを言っている方がいて、
やっぱりそうなんだな〜と思った。
『勉強会が終わって、目的であった瞑想はできるようになりました。そして沢山のお土産をもらいました。心を怪我する事故が減った、怪我を早く治せるようになった、迷いや不安が減った、これからの課題が分かった、なぜかピアノも上達しました』
おもしろいね
波動が上がると視野が広がって、
余裕が出来て、感情的にならずに冷静に物事を見れるんだけど、
これってピアノを弾く時も全く一緒なんだと思う。
つい半年前に練習していたシューマンですら、
今弾いたら弾きやすくなってるし、
以前は気づかなかった細かいところが色々と見えてきたしね〜
全ては繋がってるね〜〜
面白いと言えば、今日の先生の話。
この先生はポーランド人でクラクフ出身。
クラクフの音楽院を出ているのだけれど、
コンサートを行って卒業！という一歩手前で、
卒業出来ないかも
！という危機に陥った。
というのも、
彼の先生Lはポーランドでは有名な方で、
その奥様Sは、ショパンコンクールで優勝されたこれまた有名なピアニスト。
奨学金をもらい、ご夫婦の家に滞在していた先生。
卒業する時に、
グリーグのピアノ協奏曲を弾くことになった。
するとある日、L先生が興奮しながら部屋に来て、
「K（先生）！！！
クラコフオーケストラとグリーグのピアノ協奏曲を弾きたくないか？？？」
と言ってきたので、
突然の事に驚きながらも、
「はぁ・・・・もちろん弾きたいですけど・・・」
と答えると、
あっという間にコンサートが決まった。
実は、奥さんがグリーグのピアノ協奏曲を演奏する予定だったのだけど、
ドイツでのコンサートが長引いて、
演奏する当日までにポーランドに戻れなくなってしまった。
彼女は当然キャンセルするだろう〜と、たかをくくっていたのだけど、
旦那さんは、ちょうど自分の愛弟子が音楽院で演奏する予定だった曲と同じなので、
これは良いチャンス！と思って話を持ってきたらしい。
それで先生は緊張しながらも弾き終えたのだけど、
これが素晴らしい演奏だったそうで、
音楽評論家が新聞に、
『彼は代理だったにも関わらず素晴らしい演奏だった。
3楽章においては、S（奥さんピアニスト）よりも素晴らしい！』
と書いたらしい。
それから数日後。
階下から怒鳴り声が聞こえてくる。
旦那さんと奥さんが大喧嘩しているようで、
奥さんが汚い言葉で罵りまくってる。
先生は、やばいーと思ったけど後の祭り。
奥さんのほうがすごい勢いで部屋に入ってきて、
「あんた生徒の分際で何を考えてるのよ
冗談じゃないわよ
」
と怒り心頭。
そして、「この家から出ていけ
」
と言われてしまった。
あと少しで卒業なのに、
政界から音楽院からコンクールと、
ありとあらゆる場所に顔効く彼女なら、
先生はあっという間に退学になってしまう。
Sが出ていってから先生はお母さんに電話すると、
今度はお母さんが怒り心頭で、
この家にやってきたらしい。
そりゃ、そうだよね。先生何も悪くないもん。
そうしたら、旦那さんのほうが謝って、
「とりあえずしばらく家から出なさい。
ほとぼりが冷めたら戻ってきていいから」
と言ったので、先生は仕方なく実家へ。
その後、Sがコンサートで他国へ行った間に戻って、
無事に卒業したそう
これはトラウマレベルだよね〜〜〜
ピアノの先生って、
こんな風にエゴがめちゃくちゃ強い人多いです。
でもね、私って本当にラッキーなことに、
こういうエゴだらけの先生に出会ったこと無くて、
今の先生も、今まで習った先生も、
みんな優しくて思いやりのある先生ばかりだった
他にも、ワルシャワの公園にショパン像が置かれることになり、
先生はそこでピアノを演奏することになった。
そこにはルービンシュタインも来るし、
著名なピアニストから音楽家から錚々たるメンバーだったらしい。
先生はクラクフから飛行機でワルシャワへ。
ところがこのプロペラの飛行機、
乱気流が酷くてものすごく揺れたらしい・・・
ほうほうの体でワルシャワに着くと、
なんと、耳がツーンとして聞こえづらい
これから演奏しなくちゃいけないのに、
どうしよう〜〜〜どうしよう〜〜〜〜
って、色々試したけど効果がなく、
そのまま弾いたらしい
そうしたら、大勢の人に聞こえるようにマイクを通して、
木にかけたスピーカーから音が出るように設定されてたんだけど、
それが先生の弾く音とエコーして、全部ちょっとずれた演奏？みたいになったらしい。
キーン！って音がしたり・・・
OMG
こんな話を笑いながらしてくれる先生。
もう大好き過ぎる
で、今日一番大笑いしたのが、
先生の生徒さんでショパンコンクールに優勝したピアニストと話してた時に、
先生が録音、録画全くしないから、
『先生は人生を無駄にしてるよ！』
と彼が言ってきたんだって。
そうしたら先生なんて言ったと思う？？？
子供がすねるような顔をして、
『だって・・・・
練習嫌いなんだもん
』
ええええええええええええええええええええ
死ぬほど笑ったのは言うまでもない
そんな私を見て一緒に笑いながら、
『君みたいな生徒が練習してくるのは大好き
だけど自分の練習は嫌いなんだよ〜〜〜〜〜』
って、先生〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あ〜、本当に楽しいピアノレッスン
それで2時間半滞在して終了
ちなみに、前回久しぶりにレッスンに戻ってから、
レッスン料ほぼ倍をお支払いしてます。
先生が言ってきたんじゃなくて、
私が自発的にね、チップ的な。
だって、レッスン料めちゃくちゃ安いんだもん〜！！！
倍払ったって、まだ安い
先生は「いいんだよ〜！いつもの料金で〜！」
って言うけど、
エネルギー的に釣り合わないから私のほうが気持ち悪いんだよね
酷いサービスに高い料金払う時って腹が立つでしょう？
これもエネルギーが循環してないからなんだよ。
それの逆バージョン（笑）
それにしても、
いつも素晴らしいレッスン＆楽しいお話いっぱいで最高です
今日も読んでくれてどうもありがとう〜〜〜〜〜
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