「猿田彦の応答」

 

天鈿女は気を取り直して振り向き、

 

小さな咳を一つすると

 

「どうして?

 

と聞きたいのはこちらの方です。

 

私は天照大御神の使いの天鈿女です。

 

この天八衢は、

 

天照大御神の御子が天降りしようとする通り道です。

 

それに、あなたは誰なのですか?

 

また、ここで何のために立ち塞がっているのですか?」

 

と尋ねました。

 

すると、猿田彦は天鈿女の前で片膝をつくと

 

「これは失礼致しました。

 

私は葦原中国の国津神で、名を猿田彦と申す者です。

 

決して立ち塞がっているわけではありません。

 

大国主様のお告げに従い、

 

天照大御神様の御子が葦原中国に天降りされるのを、

 

この天八衢でお出迎えして、

 

道案内をさせていただくために、

 

お待ちしていたのです。」

 

と言いました。

 

そこで天鈿女が

 

「それでは、

 

ここからはそなたが先導してくれるというのですか?

 

それとも、そなたの指示で、私の方が先に立つのですか?」

 

と尋ねると、猿田彦は

 

「もちろん、私がご一行の露払いとなり、

 

道案内を致します。」

 

と答えました。

 

すると天鈿女が

 

「そなたは御子を葦原中国の

 

どこへお連れするつもりですか?」

 

と尋ねると、

 

猿田彦は  

 

「御子を筑紫の日向の高千穂まで、

 

お連れするつもりです。

 

その後、私は伊勢国の狭長田という

 

五十鈴川の川上に戻るでしょう。」

 

と答えました。

 

さらに、

 

「こうして、みだりに他人に教えてはならない

 

名前や在所を聞いたからには、

 

あなたが私をそこまで送り届けなければなりません。」

 

と言いました。

 

すると、天鈿女は微笑み、

 

少し頬を赤らめて頷きました。

 

<監修・埼玉県神社庁>

 

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>神が分立性によって人間を創造されたのも、

 

>より高い刺激的な愛のためである。

 

>ゆえに世上でも、

 

>分立の愛があったのちに合体の愛が始まる。

 

>原理上の分立も、

 

>より高いところに相対して

 

>そこに向かうものとなる。

 

>したがって理想的な夫婦は、

 

>このような原理上の立場に

 

>向かってこそ完成するのである。

 

 

文鮮明 原理原本より

 

 

アージュ。

 

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いつもマイブログ読んで下さる皆さま。

 

本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

そして今日でリセット。

 

この不幸の連続は終わって、

 

真っ白な・・・。

 

新しい歴史が始まる、

 

新しい一日の、

 

始まりでありますように。

 

 

 

 

2024年1月10日   

 

 

 

 

ひぐま めぐみ   拝