(※訪問時期が7月上旬の時間差更新です。)
静岡県の藤枝市を中心に、焼津市や島田市など旧志太郡地域に根付くラーメン文化『朝ラーメン』。
「朝ラー」と略されることも多いですね。
旧志太郡では茶業が盛んで、特に新茶のシーズンは農家や問屋など早朝から働く人が多く、仕事の終わりにラーメンが食べられていたそうです。
今回訪れた静岡県藤枝市にある無化調らぁめん専門店『ちっきん』も、朝7時から営業しているお店。
創業は1999年で、店主の方は白味噌ラーメンと大きな餃子が有名なお店「とうそん」で9年ほど働いていたそうです。
店名の由来は、店主の子供の時のあだ名「ちっき」と「キッチン」をかけたものだそうです。
朝ラーの人気店を調べると必ず名前が出てくる人気店で、以前から気になっていたお店。
現時点で食べログのラーメンランキングを見ると、静岡県内で3位、藤枝市内で1位という高評価でした。
場所は西焼津駅から徒歩3分弱の距離。
駐車場は120ｍ離れたからあげ大ちゃん駐車場内に15台分あるとのこと。
この日は平日の金曜日、お店には朝7時10分くらいに訪問。
この時ちょうど満席だったので10分ほど待ち時間がありました。
レギュラーメニュー以外に期間限定メニューもあり、種類はかなり豊富。
またこの地域のラーメンは朝ラーだけでなく、冷やしラーメンを提供しているお店が多いのも特徴。
こちらのお店でも通年提供の冷やしラーメンがありました。
今回はオススメの「トマト」や一番人気という「淡色みそ」も気になりましたが、私の持つラーメンWalkerに掲載されていた「120％煮干らぁめん」を食べることにしました。
しょうゆ、しお、つけめん、冷やしとあったので、王道のしょうゆで注文。
煮干香味油の有無を選べたので、有りでお願いしました。
【120％煮干らぁめん しょうゆ 煮干香味油入り(がっつり)】870円(税込)
スープには豚や鶏を使わず、内臓と頭を丁寧に取り除いた煮干と昆布が使われているとのこと。
正直「120％煮干らぁめん」という名前から、最近流行りのセメントのような色をした濃厚な煮干しラーメンを想像しました。
しかし名前の由来は、最初に試食した時に自分の想像の100％を超える味に驚いたことが由来だそうです。
煮干ならではの香ばしい風味と、苦味が効いたあっさりした味わいのスープ。
麺は少し歯応えのあるかため食感の細麺。
トッピングには玉子、ネギ、メンマ、チャーシュー。
チャーシューは適度に脂が乗ってパサつかず、大判で厚みもあるので食べ応え十分。
メンマはとても柔らかい食感で、少し個性的な味付け。
ネギが細かくて麺に絡みやすいのも良かったです。
同行者が注文した「かつお」も味見しましたが、コクがあって味濃いめ、個人的にはこちらの方が好みという結果でした。
次回は「トマト」か「淡色みそ」のどちらかをいただきたいと思います。
ご馳走様でした！
ちっきん
054-646-6078
静岡県藤枝市田中2丁目13-6
https://tabelog.com/shizuoka/A2203/A220301/22018484/
