(※訪問時期が3月下旬の時間差更新です。)
富山県富山市、中央通りアーケード内に店舗を構える「甘酒まんじゅう」で有名な和菓子店『竹林堂』。
創業はおよそ240年前の安永年間という老舗。
富山藩御用菓子司を務め、屋号である『竹林堂』は寛政二年に第8代藩主・前田利謙公より直々に賜ったとのこと。
看板商品である「甘酒まんじゅう」は、生地に秘伝の自家製甘酒を使用し、伝統の製法で職人が一つ一つ丁寧に作りあげるまんじゅうで、富山を代表する銘菓の一つ。
6月1日の日枝神社春季例大祭には朔日饅頭として、五穀豊穣・家内安全・無病息災の意味を込めて、家族みんなで竹林堂の甘酒まんじゅうを食べるというのが、今でも続く富山の伝統だそうです。
なのでこちらのお店は6月1日は朝5時より営業しているそうです。
店舗は本店のみのようですが、ファボーレやアピアなど商品取扱店舗はいくつかあるようです。(詳細はHP)
また約120年前の明治時代に、富山市の平和通り沿いに店舗を構えた分家があるようです。
今回は本店を訪問。
場所はJR富山駅から徒歩約20分、路面電車西町電停から徒歩約2分の距離。
駐車場は近隣コインパーキングになりますが、午前11時までは店の前に駐車可能だそうです。
この日は土曜日、お店には9時過ぎに訪問。
この時他に先客はおらず私のみでした。
メインの甘酒まんじゅうの他にも色んなお菓子が売っていますが、比較的種類は少なめ。
今回は目当ての甘酒まんじゅうを2個購入。
1個150円(税込)でした。
見本に2色の甘酒まんじゅうがありましたが、これは紅白バージョンで味は同じだそうです。
この時は出来立ての白色のみ売っていました。
生地の原料が米粉なので、時間が経つと固くなって酸味が増すらしく、一番美味しいのは出来立てのものだそうです。
固くなった後の温め方についてはホームページに書いてあります。
出来立てはほんのり温かくて、生地はふっくらもっちりした食感。
中はコクのある上品な甘さのこし餡。
甘酒のような独特な風味とほんのり酸味が広がる、素朴ながら個性的な味わい。
温かさと生地の食感から少しあんまんっぽい印象を受ける、好みのタイプのお菓子でした。
サイズが大きかったので2個だけにしましたが一瞬で完食!
ご馳走様でした!
竹林堂
076-423-8424
富山県富山市中央通り1-5-2
https://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16000628/