(※訪問時期が11月上旬の時間差更新です。)
石川県金沢市の柿木畠にある、昭和13年創業の老舗洋食店『グリル中村屋』。
こちらのお店では「皿カツ丼」という変わり種カツ丼が創業以来の人気メニューだそうです。
カツ丼なのに丼ではなく平皿に盛り付け、トンカツの上から玉子を混ぜた甘めのあんをたっぷりかけるという料理。
こちらのお店以外にも何店かで提供されているようですが、ネットで検索してみると「皿カツ丼」という名前よりも「洋風カツ丼」という名前で出てきたものの方が多かったです。
「洋風カツ丼」は新潟県長岡市でも名物ですが、金沢のものとはまた別ものという印象。
今回初めて食べるので、まずは有名なこちらのお店へ行ってみることにしました。
お店の場所は金沢市役所や金沢21世紀美術館からすぐ近く。
今回は車での訪問、駐車場はお店のすぐ隣にコインパーキングがありました。
この日は日曜日、お店には12時過ぎに訪問。
この時店内は客入り7割くらいでそこそこ混んでいました。
メニューを見ると、皿カツ丼以外にもカレーやハヤシライス、スパゲッティ、金沢のご当地洋食のハントンライス、お店のもう一つの名物というコキール巻(クリームソースの豚ロース巻)などがあります。
今回は同行者と2人での訪問なので、皿カツ丼とカレーの相盛り『ミックス丼』と『ハントンライス』を注文!
【ミックス丼】900円
皿カツ丼のあんにはふわふわの玉子も混ざっていて、甘めのあんかけとの組み合わせがまるで天津飯のような美味しさ。
カツはザックリとした食感の衣に、肉質はやや淡白でかため。
ご飯は結構水分多めで柔らかいタイプでした。
カレーは濃厚そうな黒色で、焦げっぽい香ばしさと苦味が効いてかなり個性的な味わい。
個人的には断然皿カツ丼の方が好みでしたが、両方を楽しめるこういうメニューは素晴らしいですね。
ハントンライスはケチャップで味付けたバターライスの上に薄焼き卵を乗せ、マグロや白身魚のフライをトッピングし、ケチャップとタルタルソースをかけたものがオーソドックスなスタイル。
お店によってソースやライスの味付け、トッピングの種類など、様々にアレンジされています。
名前の由来は、ハンガリーに似た料理があることから「ハン」、フランス語でマグロを意味する「トン」を合わせた造語といわれていますが、その辺の詳細は定かではないようです。
こちらはサラダも付いていました。
フライにはカジキマグロを使用しているとのこと。
玉子はふんわりと固まったタイプで、酸味強めでドロっとした濃厚なタルタルソースがフライと相性抜群。
ケチャップが混ざると独特な味になり美味しかったです。
余裕があればコキール巻も食べたかったですが、どちらも揚げ物付きの洋食でかなりお腹いっぱいになってしまい断念。
店内で頼んでいる人が多かったですし、持ち帰りで予約していたものを取りに来ている方もいて、益々気になりました。
次回訪問時の楽しみにしておきます。
ご馳走様でした!
グリル中村屋
076-221-3512
石川県金沢市柿木畠4-20
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17001001/