(※訪問時期が9月中旬の時間差更新です。)
卵とじでもソースでもない、醤油ベースのタレを使った新潟市発祥のかつ丼『タレかつ丼』。
1858年の日米修好通商条約によって開港五港の1つとなり、港町として発展し古くから洋食文化が栄えたという新潟市。
新潟市の中心部には船による物資運搬のためにお堀が張り巡らされ、堀の縁には様々な屋台が軒を連ねていたそうです。
昭和初期の頃、洋食を提供していた屋台が当時モダンな料理だったカツレツを醤油ダレにくぐらせてご飯に載せて提供したものが人気となり、名物になったそうです。
この発祥の屋台というのが、現在タレかつ丼元祖を掲げている「とんかつ太郎」とのこと。
今回訪れたのは「とんかつ太郎」で修業をした方が昭和40年にオープンしたというお店『とんかつ政(まさ)ちゃん』。
新潟市の沼垂に本店を構え、他にも新潟駅前店、牡丹山店、青山店、イオンモール新発田店など支店を展開。
また「新潟かつ丼政家(まつりや)]、「新潟かつ丼 MATSURIYA」といった店名が異なるかつ丼専門店もあるそうです。
本店については「ミシュランガイド新潟2020」においてミシュランプレートを獲得、2017年と2019年には食べログ百名店に選出されている人気店です。
今回は初訪問で本店に行ってみることにしました。
場所は新潟駅から徒歩20分ちょいの距離。
駐車場は店舗前に17台分、そして隣のパチンコN-1万代店の立体駐車場に契約駐車場が10台分あるそうです。
この日は平日の水曜日、お店には19時過ぎに訪問。
この時店内は結構空いていました。
メニューを見ると、かつ丼やとんかつの他にもハンバーグやカレー、エビフライなど洋食系を中心に色々あります。
今回は既にラーメンを食べた後だったのでミニサイズのタレかつ丼を注文!
【ミニかつ丼】770円(税込)
国内産高級豚を使用したとんかつを、野菜や豚ガラのスープと本醸造醤油と上白糖を合わせた秘伝のタレにくぐらせて、ご飯に載せたシンプルな丼。
とんかつは2枚、衣のパン粉は細かくサックリしっとりした食感。
肉はやや薄切り、少し歯応えを残した柔らかさで、程よい脂と上品な旨味が染み出します。
タレは塩気控えめで甘さの効いた味付けでご飯との相性は良いです。
優しい味付けであっさりといただけるかつ丼でした。
ご馳走様でした!
とんかつ政ちゃん 沼垂本店
025-245-2994
新潟県新潟市中央区沼垂東5-12-1
https://tabelog.com/niigata/A1501/A150101/15000017/