(※訪問時期が7月下旬の時間差更新です。)
石川県小松市を代表する名物の一つ『小松うどん』。
その特徴や歴史については、小松うどんで地域活性化を推進するために平成22年に発足したNPO法人「小松うどんつるつる創研」のホームページに詳しく書いてありました。
あの松尾芭蕉が食したとされ、加賀藩御用達品として将軍や大名家に贈られたなど様々な記録が残っているらしく、その歴史は300年以上になるそうです。
小松うどんの定義については、コピペした下記の『小松うどん定義八か条』で定められています。
一、小松市内で製造された麺であるべし
一、手打ち・手打ち風のものであるべし
一、加水量は、小麦粉重量に対して35%w・w以上、52%w・w未満を基準とするべし
一、食塩水濃度10%を基準とするべし
一、白山水系の水で仕込むべし
一、出汁は、うるめ・むろあじ・さば等を主に用い、昆布をふんだんに使いひくべし
一、具材は、“じのもん”を出来る限り使うべし
一、こまつの発展を願い、茹で上げるべし
霊峰白山の伏流水を使い、細めで程よいコシがあるツルッとした麺に、魚の節や昆布をふんだんに使ったあっさり味の出汁が大きな特徴とのこと。
提供店についても「小松うどんつるつる創研」のホームページに掲載されており、現在加盟店は約70店舗あるそうです。
今回訪れたお店は、小松うどんを地域ブランドとしてPRするため、平成22年にオープンしたアンテナショップ『小松うどん道場 つるっと』。
小松うどん定義八か条に則った小松うどんを提供しており、「うどん打ち体験」も出来るお店だそうです。
場所は小松駅の高架下にあるのでアクセス良好。
車の場合でも、小松駅近辺の市営駐車場で利用できる1時間無料券がいただけます。
この日は日曜日、お店には15時前に訪問。
店内は先客が2人と空いていました。
メニューはとても豊富ですが、特にお店のイチオシというのが「勧進帳丸芋磯部揚うどん」だそうです。
他にも店長おすすめや常連から人気のメニューなどもあり、悩んだ結果常連から人気という『弁慶肉うどん』を注文!
【弁慶肉うどん】900円(税込)
うどんは細めで少し平打ちの形状。
店名通りの"つるっと"した喉越しで、プリッとしたコシのある少し柔らかめの麺。
出汁は魚系の旨味が濃く出ていて美味しいです。
肉は甘さ控えめで肉の味わいが感じられる味付け。
ネギと玉ねぎがシャキシャキとした食感なのも良かったです。
900円は少し高めに感じましたが、美味しいうどんで満足!
小松うどんはまだこれが初めてなので他店との違いは分かりませんが、今後また開拓していきたいところ。
ご馳走様でした!