京都市の丸太町にある栗菓子の専門店『京都くりや』。
こちらのお店は1855年に京都府南丹市の園部で創業(現在は桂へ移転)した「元祖 栗納豆 本家 くりや」より、大正年間に暖簾分けされたお店とのこと。
本家と同じく京都くりやの看板商品は、丹波産の大粒の栗をふっくらと炊き上げて蜜に漬け込んだ栗納豆『金の実』。
しかし9月くらいから特に人気の商品が、丹波栗の新栗を使った栗餡で作る『栗おはぎ』だそうです。
販売期間はハッキリと分からないのですが、大体3ヶ月くらいで秋限定の商品になるとのこと。
当日販売もありますが、売り切れることも多いようなので、確実に食べるには予約がオススメだそうです。
今回訪問予定の2日前に電話で予約をしたかったのですが、どうやら6日後まで予約がいっぱいだったので当日販売分を買いに行くことに。
お店の方の話によると、当日販売分は14時過ぎたあたりから売り切れることが多いそうなので、午前中に買いに行くことにしました。
お店の場所は丸太町駅が最寄りで徒歩8分くらいの距離。
駐車場は見当たらなかったので、お店の少し西にあるコインパーキングへ止めました。
この日は平日の木曜日、お店には9時過ぎに到着。
この時店内には先客が3人いました。
店内には金の実や栗おはぎの他、様々な栗菓子を展開。
この時売り場に栗おはぎが置いてなかったのですが、奥で沢山作っているのが見えて、まだまだ残っているようで安心しました。
今回は目当ての栗おはぎ2ヶ入り496円(税込)と、看板商品の金の実も購入する予定でした。
ただ金の実は1番少ない6粒でも1674円(税込)と、なかなかの高級菓子。
1粒ずつ綺麗に個包装されていて、お土産や贈答品にはピッタリなのですが、自分で気軽に楽しむのにはちょっと敷居が高い印象。
そんな人にピッタリなのが、製造過程で割れたり欠けたりしたものを袋詰めにし、通常の金の実よりも格安で販売している『金の実ワレ』。
こちらは売り場に置いてなかったのですが、お店の方にあるか確認してみたところ、奥から持ってきてくれました。
割れているので合計何粒かはわからないものの、思ったより量がたっぷり入っていて、値段は1144円(税込)。
確かにかなりお得!
まずは期限が当日限りの栗おはぎを、買ってからすぐにいただきました。
原材料は餅米、栗、砂糖、塩ととてもシンプル。
栗餡は渋皮ごと丁寧に裏ごしして仕上げるそうです。
しっとりと滑らかな舌触りで上品な甘さ。
風味豊かで奥深い栗そのままの味わいが濃くて美味しいです。
中の餅米はモチッと感強めで、栗だけでなく餅米の風味も楽しめます。
サイズはやや小ぶりなので一瞬で無くなりましたが、満足感は大きく、朝から買いに来て良かったです!
金の実の原材料は、栗、砂糖、クチナシ色素とこちらもまたかなりシンプル。
表面は少しシャリっとした歯触り、中はほっくりとした食感。
栗!!!という雑すぎる感想しか出ないほど、栗そのままをストレートに堪能出来るお菓子。
しかしこれがまた感動する美味しさで、1粒食べ出すともう止まりません。
明日食べる分も残しておこうと思ったのに、結局買った当日中に食べ切ってしまいました。笑
栗おはぎもかなり美味しかったですが、個人的に金の実の方が感動が大きかったです。
また他の栗菓子も色々買いに来たい、お気に入りのお店になりました。
ご馳走様でした!