滋賀県長浜市にある「ホワイト餃子」が有名なお店『茶しん』。
ホワイト餃子とは、千葉県野田市に本店を置くお店「ホワイト餃子店」の看板商品。
分厚い皮を油でパリパリに焼きあげる、パンや肉まんのようなふっくら丸いビジュアルが大きな特徴。
創業者の方が満州で白(パイ)という中国人から作り方を教わったことから「ホワイト餃子」と名付けたという情報を目にしました。
ホワイト餃子店は本店の他に「支店」と「技術連鎖店」というグループ店があり、関東地方を中心に全国各地で20店以上を展開しているとのこと。
「支店」と「技術連鎖店」はどちらも本店で技術指導を受けたお店。
暖簾分け方式で、本店経営に準じた経営を行う店舗が「支店」。
立地などの条件から本店支店と同一価格でないこと、餃子専門店でないことなどを特別に認められた店舗が「技術連鎖店」だそうです。
今回訪れた『茶しん』は「技術連鎖店」にあたり、近畿圏内では唯一ホワイト餃子を提供しているお店。
こちらは餃子専門店ではなく、ホワイト餃子以外に「イタリアン焼きそば」という料理も有名です。
運営しているのは明治初年度お茶屋として創業した「株式会社 茶真商店」という会社とのこと。
『茶しん』の店舗は、ホワイト餃子を提供している「駅前本店」と、日本緑茶や茶道具、グリーンソフトなどの販売をしている「銘茶部」があるようです。
ホワイト餃子は以前から気になっていましたが、前回千葉に行った際に本店へ行く時間が取れず断念したので、今回長浜に遊びに来たついでに行ってみることにしました。
最寄り駅は長浜駅で徒歩5分の距離。
駐車場は3台分あるそうです。
この日は平日の金曜日、お店には12時半頃に訪問。
この時丁度満席だったので、数分待ち時間がありました。
店舗入口横には「暫(しばらく)」という、所謂大判焼きの販売窓口があり、こちらも人気商品のようです。
店内飲食メニューはホワイト餃子、焼きそば類、ラーメン類、定食、丼物など。
今回はホワイト餃子とイタリアン焼きそばを注文!
【ホワイト餃子10個】490円(税込)
ふっくら丸い個性的なビジュアルに、個々のサイズはかなり大きめ。
一応焼餃子にはなるようですが、油をたっぷりと使用して揚げるように調理するので、全体がこんがりと仕上がっています。
餃子には30種類以上の材料を使い、皮から具に至るまで全て手作りするとのこと。
皮はかなり厚めで、表面はカリッとサクサク、中はモチッとした歯触り。
具材は野菜がメインで、ほんのり肉の味わいがあるかどうかというくらい、かなりあっさりとしたヘルシーな餃子。
オススメのタレはラー油8に対して醤油2という割合。
餃子だけでなくタレも独特で面白いです。
ラー油メインですが意外にも辛さは控えめ。
個人的にはオーソドックスな酢醤油で食べるのが好みでした。
あっさりした餃子とはいえ大きくてボリュームがあるので、結構お腹にはずっしりきました。
【イタリアン焼きそば】510円(税込)
自家製細麺の焼きそばの上に、秘伝の特製ミートソースをたっぷりとかけた焼きそば。
ミートソースと焼きそばという組み合わせは、新潟名物の「イタリアン」を思い出します。
麺は少し硬めで歯切れの良い食感。
ソースは思ったより主張せず、甘酸っぱいコクのあるミートソースが前面に出た味わい。
たまに混ざる生姜が独特のアクセントになって面白いです。
最初から全部絡めて食べてしまったので、焼きそばそのままの状態も味見しておけばよかったです。
今回初めてのホワイト餃子だったので、今後は本店を含む色んな店舗のものを食べ比べたいところ。
ご馳走様でした!