大阪のあべのハルカス近鉄本店で、12月4日(水)〜10日(火)の期間で開催されている、「北陸四県 美味探訪」にて。
イートイン店舗で出店していた、新潟の人気ラーメン店『酒麺亭 潤』。
こちらのお店の看板メニューは、新潟県のご当地ラーメンとして知られる『燕三条系ラーメン』。
燕三条系ラーメンは、主に新潟県の県央地域(燕市・三条市)を中心に食べられているラーメン。
煮干しなどの魚介出汁が効いた濃口醤油スープに、うどんのような極太麺、そして大量の豚の背脂が表面を覆っているのが特徴。
一説では、背脂ラーメンの元祖とも言われているそうです。
店主は大阪の中華料理店での修業や、父方の叔父のお店「まつや食堂」で修業されたそうです。
その後27歳だった頃の1992年に、7席のカウンター席のみという小さな規模からスタート。
現在では燕市の本店の他、新潟県内を中心に秋田、茨城、東京にもグループ店を展開している、全国的に有名なお店に。
グループ店には「らーめん処 潤」の他、「中華そば 市松」、「らーめん食堂 あしょろ」、「滋魂」、「ガッツリ食堂 ドカメン」、「麺工 豊潤亭」などがあります。
個人的には、大阪のラーメンイベント「ラーメンEXPO」に出店していたのが初めての出会い。
この時「新潟にはこんなラーメンがあるのか!」と感動し、関西にいるだけでは出会えない、全国各地のご当地ラーメンを巡ることを決意。
今ではラーメンを中心に、日本全国の様々なグルメを食べ歩くことが生きがいに。
まさに人生を変えるきっかけになったのが、こちらのお店のラーメンでした。
実際に燕三条系ラーメンは現地で何店か食べ歩きましたが、その中でもここのラーメンは特にお気に入り。
今回大阪で開催の物産展に出店するとなれば、もうこれは行かずにはいられません。
開催初日の18時くらいに行ってきましたが、特に混雑はなく空いていました。
今回は基本の中華そばを注文。
脂の量を標準・中脂・大脂から選べるので、大脂でお願いしました。
【中華そば(大脂)】900円(税込)
メニュー表記は901円でしたが、実際の支払いでは900円。
大脂とはいえ、写真ほどの山盛り感はなく、スープ一面を覆っているくらいです。
スープには頭と腸を取り除いた3種類の煮干しを使用。
ガツンと効いた煮干しの旨味と風味、濃口に効いたキレのある醤油の味わい、強めの酸味にほんのりと苦味が広がります。
これだけ背脂たっぷりなのにも関わらず、コクがありつつも脂っこさは感じず、むしろあっさりと飲みやすい不思議。
本当にクセになる美味しさのスープです。
麺はむっちりモチモチ食感の平打ち太麺。
濃いめのスープに抜群の相性。
具材には岩のり、刻み玉ねぎ、メンマ、チャーシュー。
この岩海苔トッピングをするお店が増えてきたそうですが、こちらのお店が元祖とホームページに書いてありました。
香り高い岩海苔は、麺と背脂と絡めて食べると最高に美味しいです。
メンマは細めのコリっと食感。
玉ねぎはシャキッ甘くて良いアクセント。
チャーシューは薄切りのバラ肉が2枚入っていました。
程よい脂身にパサつきや臭みもなく、シンプルに美味しかったです。
やっぱりめちゃくちゃ美味しい!という感想。
未だにご当地ラーメンの中でも特にお気に入りの『燕三条系ラーメン』。
また新潟が恋しくなってきましたね。
ご馳走様でした!
公式ホームページ