1971年創業、大分市にある様々な郷土料理が楽しめるお店。
一般の観光客から有名人のファンも多く、県外からも沢山のお客さんが訪れる全国区の人気店だそうです。
創業当時はだんご汁一品のみで営業していたそうですが、今やとり天や関サバ・関アジ、りゅうきゅうなど、大分を代表する名物はほぼ取り揃えています。
また、大分で有名な麦焼酎をはじめ、ラインナップは約300種類と、特に焼酎の品揃えが豊富で焼酎好きにはとても魅力的。
今回こちらのお店を訪れた一番の目的が、5〜8月限定で提供している『城下かれい(しろしたかれい)』。
城下かれいは大分県速見郡日出町で漁獲されるマコガレイ。
大分県日出町(ひじまち)日出城址の下に広がる海では、海底から真水が湧き出す所があり、塩分濃度の低い汽水域となっているそうです。
この海域で海水性・淡水性のプランクトンを食べて成長するマコガレイは、泥臭さがなく、味は淡白かつ上品であることで知られており、城の下で獲れることから『城下かれい』と名付けられたそうです。
その美味しさは古くから知られており、江戸時代には将軍への献上品とされて珍重され、庶民には手が届かない高級魚として「殿様魚」の別名もあったとか。
城下かれいをお店で食べられるのは3〜9月くらいまでで、特に旬の時期なのが5〜7月頃。
こちらのお店は1日3回に分けて鮮魚を仕入れており、関サバ・関アジ、フグ料理など海鮮料理にも定評があります。
また、高級な城下かれいを一本造りではなく、一人前から楽しめるということもあり、こちらのお店で食べることにしました。
お店は大分駅が最寄りで徒歩10分ちょいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
この日はゴールデンウィークの日曜日。
お店には21時すぎの訪問。
店内は満席で、この時中待ちが4名。
予約はしてなかったのですが、今日はもう予約で満席とは断られず、待っていたら入れるようでとりあえず一安心。
待ち時間は15分ほどでした。
今回は城下かれいの刺身と郷土料理を何品か注文。
価格は税別表記です。
ちなみにお通しは白和えでした。
【城下かれいお刺身】2000円
この量でこの価格、流石高級魚という感じです。笑
もみじおろしやネギ、ポン酢と共に。
もっちりとした柔らかい食感で、淡白と思いきや力強い旨味が楽しめる上質な白身。
物凄く美味しかったので、もっと食べたいですが、高い!笑
【とり天】600円
1個あたりが大きくて個数も多く、これは1人で食べるにはかなりヘビーでした。笑
タレには練りからしを溶いた酢醤油で。
サクサクの衣にほんのり効いた塩胡椒。
プリッと柔らかい身はとてもジューシーで、さっぱりとした酢醤油が相性抜群でたまらない美味しさ。
いざ食べだすと案外ペロッと余裕で食べれました。
むしろご飯欲しいくらい食欲湧きました。
【キラスまめし】500円
「キラス」はおから、「まめし」はまぶすを意味しており、酢締めした魚におからを和えたもの。
今回は締めサバでした。
おからにまでしっかりと酢が効いていて、かなりさっぱりとした味わい。
最初は醤油かけるべきかと思ったのですが、そのままで十分でした。
魚の身も結構多く、これもとても美味しかったです。
城下かれいが想像以上に美味しくて大満足。
有名すぎる関サバや関アジほど、提供しているお店は多くなかったので、こちらのお店で食べられて本当に良かったです。
メニューが豊富で大分名物を食べるには間違いないお店。
昼の定食メニューも安くて魅力的。
りゅうきゅうやだんご汁の定食などを食べに、また利用したいと思います。
ご馳走様でした!
こつこつ庵
050-5872-5312
大分県大分市府内町3-8-19