菅原犬猫病院・附属獣医放射線科研究センターにて使用事例を報告頂きました。

 

使用薬剤  免研・糖鎖(粉末)   

投与量   30~60 mg/kg

投与方法  経口投与        

投与期間  1か月~4か月

症例数   32例(①犬26例 ②猫6例)

疾患名  ①椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊髄軟化症、アレルギー性皮膚炎、脳腫瘍、水頭症、顔面神経麻痺、認知症

②内耳炎、アレルギー性皮膚炎、口内炎

 

(結果)

嗜好性 ① 問題なし   ②2例において投与後によだれ

効果  ◇ 椎間板ヘルニア(17例)手術後  著効(麻痺の改善の期間短縮)

内科療法単独  効果有~著効(麻痺の改善)

 

◇変形性脊椎症(1例)  効果有(麻痺の改善)  

◇脊髄軟化症(1例)◇アレルギー性皮膚炎(2例)効果なし  

◇水頭症(2例)  効果有(歩行可能)   ◇認知症(1例)効果なし

◇脳腫瘍(1例)     効果有(歩行がスムーズ)

 

◇顔面神経麻痺(1例)  効果有(眼瞼反射の改善)

            ◇内耳炎(1例)      効果有(斜頚の改善)

◇口内炎(3例)      効果有(併用薬の減量)

(結論)・犬猫ともに神経性疾患に対して効果が認められた。

     ペット用として販売する目的は、神経性疾患限定であると思われた。

 

今後は、長期投与(1年以上)による効果および副作用、他の病気に対する効果についても治験が必要であると考えられます。  

治験:菅原犬猫病院・附属獣医放射線科研究センター

院長 菅原 旭浩(北里大学獣医科卒)